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野球の神様は米子松蔭ナインにほほ笑んだ...絶望から「信じた結果」逆転サヨナラ劇/鳥取大会

野球の神様は米子松蔭ナインにほほ笑んだ...絶望から「信じた結果」逆転サヨナラ劇/鳥取大会

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/07/22
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米子松蔭は選手権鳥取大会2回戦・境戦で、二塁走者・山崎が生還しサヨナラ勝利した(撮影・須藤佳裕)

第103回全国高校野球選手権大会鳥取大会(21日、2回戦、米子松蔭3-2境、どらドラパーク米子市民球場)野球部員以外の学校関係者が新型コロナウイルスに感染したことによる不戦敗が取り消され、大会に復帰した第1シードの米子松蔭が、初戦で境に3―2で逆転サヨナラ勝利を収めた。試合後、ツイッターでの投稿で議論を呼び起こした西村虎之助主将(3年)は「応援してくださっている方々に恩返しをしたい」と感謝。絶望を乗り越え、甲子園出場まであと3勝だ。

■再出場も九回、0―2…

日本全国から背中を押されてつながった夏を、簡単に終わらせるわけにはいかない。一度は不戦敗の絶望を味わった米子松蔭ナインが、今度はグラウンドでミラクルを起こした。九回、2点差をひっくり返す逆転サヨナラ勝利。砂ぼこり舞う劇的決着に、西村主将は雄たけびをあげた。

「信じること、声をかけることしかできなかったけど、信じた結果がああいう結果につながったかな、と思います」

0―2の九回、3連打で1点差。死球で満塁としてから西村を含めた2者連続三振で崖っぷちに追い込まれたが、4番・小野(3年)が真ん中低めのスライダーに食らいついた。打球は三遊間を破り、三走が同点のホームイン。さらに相手の左翼手がファンブルする間に一度は三塁で足を止めた二走がリスタートし、本塁へ滑り込んで歓喜の輪が広がった。

■世間に響いた主将の投稿

学校関係者が新型コロナに感染したことから、当初予定されていた17日の境戦を辞退。野球部員以外の感染にもかかわらず突きつけられた不戦敗の現実を受け、西村主将はツイッターを通して大会への出場復帰を訴えた。

「(声を上げることに)怖さや不安はあったけど、あきらめきれなかったので投稿しました」

勇気ある行動には元大阪府知事の橋下徹氏、吉村洋文大阪府知事ら著名人も反応した。社会的な議論に発展し、県高野連は19日に運営委員会を開いて不戦敗の取り消しを決定。この日、ナインはグラウンドで自分たちに寄り添ってくれたすべての人への感謝の思いを目いっぱい表現した。

■対戦相手、境高校のおかげ

「(試合後の整列後に)境高校の井上主将が『甲子園に行けよ』と。境高校が(再戦を)承諾してくださったおかげで僕たちは試合ができた。境高校の思いも胸に、絶対に甲子園に行って、応援してくださっている方々に恩返しをしたい」と西村主将。初戦を突破し、準々決勝進出。目標とする日本一への第一歩で、新たな使命も携えた。(須藤佳裕)

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