俵万智さん
歌人の俵万智さんが、２６日に生放送された情報番組「あさイチ」（ＮＨＫ総合）にゲスト出演。俳優、赤楚衛二の短歌を絶賛すると、ＳＮＳに大きな反響が寄せられた。
赤楚は前作の連続テレビ小説「舞いあがれ！」で、歌人の梅津貴司役を好演。彼が詠む短歌はたびたび物語の要所に登場してドラマを盛り上げた。俵さんは、劇中で詠まれた歌の感想を自身のツイッターでつぶやいたり、貴司ら登場人物に捧げる短歌を投稿するなど、歌人ならではのやり方でドラマを応援。３月３１日に行われたイベント「舞いあがれ！感謝祭」では、短歌のコーナーにゲストとして特別出演した。
俵さんはこの日、感謝祭の時に、舞台袖で赤楚から「実は自分でも短歌を詠んでみたんですよ」とメモを渡されたというエピソードを披露。その時の状況を「（その場が）暗くて、しかも老眼でよく見えなかったんですよ」と述べ、「ちゃんと読んでアドバイスとかしてあげられれば良かったんですけれど、『頑張ってこれからも作ってください』みたいな感じで終わっちゃって…」と、残念そうに振り返った。
その後、スタジオで実際に赤楚がつくった短歌が紹介された。「飲み会の 帰りのタクシー 待ちながら 自省の念に 駆られ続けて」と綴られたパネルを読んだ俵さんは「場面がいいですね。飲み会とタクシーに乗るまでのちょっとした隙間の時間に人っていろんなことを考えたりしますよね」と感心。そのうえで「タクシーに乗ってスマホをいじったら忘れちゃうような、ちょっとした思いがすてき。作り続けてください、赤楚さん！」とエールを送った。これにＭＣの博多華丸は「才能あり、ということでいいですか？」と確認。俵さんは「才能あり。うん！」と笑顔で評価した。
赤楚が書いた短歌は話題になり、ＳＮＳには「良い短歌！流石貴司くん笑」「赤楚くんの短歌すごく共感」「謙虚で真面目な性格が表れててすてき」「やっぱり赤楚くんのワードセンス好きだわ。そして貴司にまた心持っていかれました」などの感想がズラリ。俵さんの評価を受け、「才能あり。良かったね」「これからも赤楚くんの短歌が聞けますように」とつぶやくファンもいた。
番組では、貴司の短歌が登場するシーンも多数紹介され、「公園のシーンは思わず声出た。あの告白短歌を赤楚くんの声で聞けるのヤバいわぁ」「久しぶりに見るときゅん」「久々に貴司くんの赤楚くんを観てやっぱりいいなと思った朝」などと懐かしむファンも相次いだ。
