自己PRで「向上心」を伝えるには? 例文を紹介

自己PRで「向上心」を伝えるには? 例文を紹介

  • マイナビニュース
  • 更新日:2020/10/17
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向上心は、履歴書や面接の自己PRで強みとしてアピールできる長所のひとつです。ただし、向上心を自己PRで取り上げる際は、説明の仕方に少し工夫して、会社に役立つ人材であることをアピールしなければなりません。

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本記事では、自己PRに向上心を取り上げる場合のポイントや、向上心を他の言葉で表現する言い換えについて解説します。履歴書や職務経歴書にそのまま使える長さの例文や、向上心を自己PRする際の注意点もまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
○自己PRで向上心を強みとしてアピールするポイント

自己PRで向上心を強みとしてアピールするには、以下の5点を押さえましょう。

目標と結果が説明できるエピソードを選ぶ
努力やチャレンジの過程と方法を説明に入れる
企業研究でどのような人物像が求められているかも確認
キャッチコピーでどのような向上心かを伝える
履歴書では200字、面接なら300字程度にまとめる

それぞれのポイントについて順番に解説します。
○■目標と結果が説明できるエピソードを選ぶ

自分の向上心を自己PRとして取り上げるためには、これまでの経験から説明に適したエピソードを選ぶことが重要です。

向上心をただアピールするだけのエピソードでは、説得力はありません。どのような目標を設定し、向上心を持って取り組んだ結果、どのような成果が得られたかまで説明できるようなエピソードを選びましょう。
○■努力やチャレンジの過程と方法を説明に入れる

ただ単に「向上心を持って取り組みました」というだけでは、計画性なく取り組んだように聞こえてしまいます。

努力やチャレンジの過程、特に失敗した後に何度もリトライした過程、どのような方法で取り組んだか、ということも説明に入れましょう。具体的な取り組み方を説明することで、自分自身の個性を採用担当者に伝えやすくなります。
○■企業研究でどのような人物像が求められているかも確認

自己PR文を考える前に、企業研究をしてどのような人物が求められているのかを確認しておくことも重要です。自分の向上心は入社後どのように活かせるか、どのような形で会社に貢献できるかを説明するには、企業や職種の特色を知る必要があります。
○■キャッチコピーでどのような向上心かを伝える

単に「向上心」というだけでは、具体性に欠け、相手にどの程度の向上心があるのかが伝わりません。どのような形で向上心を発揮するのかを伝える言葉を考えてみましょう。

「常にチャレンジする姿勢」「試行錯誤して現状打破するのが好き」「周囲と協力しながら目標達成するのが得意」など、言い方はいろいろです。最終的には、短くわかりやすいキャッチコピーにまとめて、自分らしさが伝わればベストです。
○■履歴書では200字、面接なら300字程度にまとめる

履歴書の自己PR欄は2~3行で200字、面接で1分間説明するなら300字程度にまとめるとちょうどいいと言われています。情報量としてはあまり多くはないため、何度も推敲して必要十分な情報を入れ込むようにしましょう。

○自己PRで向上心を強みとする場合の言い換え集

自己PRで向上心を強みとして伝えたい場合に、より伝わりやすい言い換えの表現を3つ紹介します。これらの言い換えを参考に、より自分らしい表現にアレンジしましょう。
○■現状に満足せずワンランク上を目指す

「現状に満足せず、常にひとつ上を目指す」と表現するだけで、向上心という言葉を使わなくても、十分前向きな姿勢が伝わります。

たとえば、資格取得なら今の実力で取得できそうな資格のもうひとつ上のランクの資格を目指す、アルバイトなら時給アップを目指すなど、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。具体例を示すことで、向上心をどのように発揮したかも伝わりやすくなります。
○■常にチャレンジする姿勢

現在達成できていない目標をエピソードとして取り上げる場合は、「常にチャレンジする姿勢だ」という表現で説明しましょう。

自分にとって挑戦となる目標は、そう簡単に達成できるものではありません。この場合は、難易度の高い目標に向かって、どのような工夫をして達成しようとしているかという過程と、目標にどれだけ近づけたかという中間としての成果を説明します。
○■周囲と協力して最善を尽くす

向上心を自己PRとして取り上げる場合、自分だけの努力を説明する形となりがちです。向上心を発揮する過程で「周囲と協力して最善を尽くす」というエピソードがあれば、会社組織でも活躍できる人材として自分をアピールできます。

○自己PRで向上心を強みとする履歴書・ES用の例文

履歴書やES(エントリーシート)に適した、200文字程度の自己PR例文を3例紹介します。いずれも、自己PRで向上心をアピールするように組み立てました。例文を元に、自分のエピソードを組み込み、自分らしい自己PR文を作成する参考としてください。
○■大学生活で向上心を自己PRする例文

私は、目標達成に向かって工夫するのが好きな人間です。将来はグローバルな世界で活躍したいと考え、英会話教室に通いながらアルバイトで海外留学費用を30万円貯めることを目標に掲げました。バイトは定期的に稼げる長期バイトを選び、勉強と両立できるよう工夫しました。結果、TOEICで700点を達成し、大学2年の夏休みに2ヶ月間の海外留学を果たしました。この向上心をいかし、営業職として目標達成の工夫をして御社の業績に貢献する所存です。

○■資格で向上心を自己PRする例文

私は、常に一歩前を目指して努力を続ける人間です。IT系の仕事をしたいと考えた私は、情報処理技術者試験のなかでも最難関の「データベーススペシャリスト」の資格取得を目指しています。基本情報技術者と応用情報技術者までは順調に合格しましたが、データベーススペシャリストの試験には落ちてしまいました。現在は、自分の弱点を中心に勉強を進め再受験予定です。御社でも常に向上心を忘れないエンジニアとして貢献したいと考えています。

○■アルバイトで向上心を自己PRする例文

私は、周囲を巻き込んで目的を達成するのが得意な人間です。アルバイトでは、ホテルのベッドメイクをしていました。職場では人によって作業効率にばらつきがあり、残業も少なくありませんでした。私は、効率のいい人に教えを請い、その手順を積極的にペアの相手へ伝えました。結果、職場全体の作業スピードが上がり、残業をほぼなくすことに成功しました。この向上心を御社の仕事でも活かし、業績に貢献したいと私は考えています。

○自己PRで向上心を強みとする職務経歴書用の例文

職務経歴書に適した、400文字程度の自己PR例文を3例紹介します。履歴書の倍程度の情報量があるため、エピソードでは努力の過程や工夫点などに厚みを持たせ、前職でどのような経験をしてきたかをアピールしましょう。
○■事務職で向上心を自己PRする例文

私は、定型業務の効率化が得意な人間です。前職では、帳票を作成するのはすべて手入力で、データのコピーミスや入力ミスなどで手戻りが多い環境でした。職場のパソコンにはExcelなどのオフィス用ソフトは入っているのですが、あまり活用されていませんでした。作業の自動化をしないのかと聞いても、今までこうだったからいいんじゃないか、とあまり問題意識もないようでした。

そこで私はExcelでマクロを組み、手入力をできる限り省いて月末の定型業務を自動化。同僚にもそのマクロを配って布教活動に努めました。その結果、部署内の月末業務は大幅に省力化して、残業もしなくて済むほどになりました。私は他の業務でも自動化を頼まれ、Excelマクロを駆使して事務作業の効率化を進め、上司からもその業績を認められて昇格・昇進を果たしました。御社でも効率のいい仕事ができるよう、さまざまな工夫をして業績向上に貢献したいと考えています。

○■看護師で向上心を自己PRする例文

私は、自分がやりがいを感じたことについてとことん追及する性格です。前職では、3年間乳腺外科の看護師として多くの患者様と接する中で、亡くなっていく患者様の苦しみや痛みを和らげる緩和ケアの重要性を痛感し、緩和ケアを極めたいと考えて緩和ケア病棟への転勤を果たしました。緩和ケア病棟では5年間研鑽を積み、昨年緩和ケア分野での認定看護師資格を取得しました。

認定看護師を取得するには、指定された教育機関での研修が必要で、仕事と勉強の両立には苦労しましたが、計画的に予定をすり合わせながら、何とか予定通りの機関で研修を完了できました。資格習得後も日々患者様と向き合い、患者様のQOL向上をいつも考え、実行しています。貴院でも緩和ケア病棟への配属を希望しています。常に患者様のことを第一に考えた看護で、貴院に貢献したいと考えています。

○自己PRで向上心をアピールする場合の注意点

自己PRで向上心をアピールする場合、注意しておきたい点が3点あります。自己PRを作成する際、どういう点に注意すべきか知っておきましょう。
○■努力が目標となっていないこと

向上心を自己PRすると、つい「頑張りました」「努力しました」で終わってしまいがちです。

しかし、具体的な対処方法や結果はどうだったのか、失敗に終わった後どう対処したかなどの説明がないと、採用担当者側としては、仕事で向上心がどのように活かされるかというイメージができません。

努力したことが目標になっていないか、作成したPR文を読み返しましょう。そして、なぜ努力したのかという動機や目標、具体的な手段、結果がイメージできているかを確認してください。
○■協調性やチームワークも重要

向上心を説明する際、できれば周囲の人間と協力したエピソードを選びましょう。協調性がある、チームワークができる、といった面もアピールできると、向上心との相乗効果でより効果的なアピールができます。
○■面接での質問対策で複数のエピソードを準備

面接の質問では、自己PRした以外のエピソードを聞かれることもあります。質問対策として、向上心を説明できるエピソードを複数用意しておくと安心です。最初の自己PRで周囲との協調性を織り込んだエピソードを紹介したなら、質問の回答では別角度からのエピソードを用意しておくといいでしょう。

○自己PRで向上心という自分の魅力をアピールしよう

向上心は、どのような仕事でも魅力となり得る強みです。ただし、向上心を発揮して努力することだけが目標となっている自己PRでは、採用担当者に響くアピールポイントにはなりません。

向上心がいい結果に結びつくよう、努力の方向が正しいかを確認しながら物事を進めたエピソードを示し、入社後に会社でどのように貢献できるかをアピールするよう意識しましょう。

藤森みすず

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