ベネズエラ戦で何が起こった? 日本代表DF佐々木、屈辱の前半4失点で感じた「差」

ベネズエラ戦で何が起こった? 日本代表DF佐々木、屈辱の前半4失点で感じた「差」

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  • 更新日:2019/11/23
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日本代表DF佐々木翔【写真:高橋学】

ベネズエラ戦4失点で露呈した組織力と修正力の差「チームとして成り立たせないと…」

森保一監督率いる日本代表は、19日に行われた国際親善試合ベネズエラ戦(FIFAランキング26位)で1-4と大敗した。相手FWサロモン・ロンドン(大連一方)にハットトリックを許すなど前半だけで屈辱の4失点を喫したが、左サイドバック(SB)でフル出場したDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)は「組織として成り立たないとああいうふうになる」と改めて悔しさを滲ませた。

森保ジャパンは14日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の敵地キルギス戦からメンバーを入れ替え、国内組主体の“別チーム”を構成してベネズエラ戦に臨んだ。

しかし、森保ジャパン発足以降、ワーストゲームと言ってもいい現実を突きつけられた。前半8分、右サイドを崩されてゴール前にクロスを上げられると、ベネズエラFWロンドンに佐々木の上からヘディングシュートを決められて先制点を献上。その後も佐々木、畠中槙之輔(横浜F・マリノス)、植田直通(セルクル・ブルージュ)、室屋成(FC東京)の並んだ最終ラインの裏を狙われ、ロンドンにハットトリックを許すなど計4失点と前半で勝負が決してしまった。

所属クラブの広島に戻った佐々木は、「前半だけで4失点はなかなかないですね。キャリアを通してあったかな……。あの試合中に関して言えば、少なからずダメージはあります」と静かに回顧。吉田麻也(サウサンプトン)や長友佑都(ガラタサライ)、酒井宏樹(マルセイユ)ら主力の欧州組が不在だったとはいえ、なぜあそこまで守備が崩壊してしまったのか。その答えについては、「各々がしゃべって、各々が話を聞いて、それに対して(試合中に)行動しなきゃいけない。シンプルにそれができていなかった」と振り返った。

「もちろん個で抑えなきゃいけないところはあると思いますし、そこに関しては各々が思うところがある。でも、組織として『どうしなきゃいけなかった』『こうしたほうが目の前の試合ではいい』というのを早い時間で理解して、それをチームとして成り立たせないといけなかった。(選手同士で)合わせる時間が短い代表では特に重要で、その差だったと思います」

後半に左サイドに回った原口が見せた光明「“ポケット”が気にしながらやってくれた」

1トップのロンドンにハットトリックを許したことで、敗戦後は守備陣が矢面に立った。4バックの一角を任された佐々木自身、「後ろの選手が責任を大きく担うのは分かっている」と前置きしつつ、「前から組織としてしっかりやらないと、痛い目に遭うのを示されました」と課題と向き合う。

「1失点目は相手の高さにやられてしまったところがありますけど、正直それ以外はほとんど(ロンドンと)マッチアップしていない。でも、センターバックがあれだけ行こうとしているなかで、収められたりしていたのは(ロンドンの)強さはあったのかなと。

ただ、僕らのセンターバックも強くアタックできる状況を作れていたかというと、そうじゃない。対応しにくいところからボールが入ってきて収められ、センターバックも行くに行けなかった。そういうシーンが前半は特に多かったですね。後半、ボールを奪いに行くチャンスをやっと作れた。組織として成り立たないと、いくら個があろうがああいうふうになると改めて分かりました。チームとしての組織力が非常に大事だと思います」

後半、古橋亨梧(ヴィッセル神戸)の投入とともに左サイドに回った原口元気(ハノーファー)がバランサーとして奔走し、中盤に生じていた隙も減らすことができたと縦関係を築いた佐々木は語る。

「(原口)元気はプレスも早いし、押し込まれた時の守備のポジションもすごくいい。僕としては、しっかり自分のところを担いながら任せていいシーンは見えた。特にボランチのところの守備で空いてしまうというか、組織として成り立たせられなかったこそできてしまう“ポケット”のところを元気が気にしながらやってくれた」

12月に韓国で開催されるE-1選手権は国際Aマッチウィーク期間中ではないため、海外組の招集は難しい。国内組主体で臨むなかで、中国、香港、韓国相手にチームを立て直せるか。森保監督の手腕とともに、選手たちの修正力が問われることになりそうだ。(Football ZONE web編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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