【修斗】王者SASUKE、バックスピンヒジ打ちKOで初防衛成功!飯田健夫が担架送りの衝撃結末

【修斗】王者SASUKE、バックスピンヒジ打ちKOで初防衛成功!飯田健夫が担架送りの衝撃結末

  • イーファイト
  • 更新日:2023/03/20
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TKO勝利で王座防衛に成功したSASUKE

サステイン
『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2023 開幕戦』
2023年3月19日(日)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第8試合) 世界フェザー級チャンピオンシップ5分5R
〇SASUKE(マスタージャパン東京/王者)※初防衛戦
TKO 2R 1分42秒  ※右バックヒジ打ち→レフェリーストップ
●飯田健夫(フリー/同級世界1位/挑戦者)

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カーフキックを蹴っていくSASUKE

メインイベントは、世界フェザー級王者SASUKEが、飯田健夫を挑戦者に迎えての初防衛戦が組まれた。

SASUKEは16年にプロデビュー後、怪我により長期戦線離脱。3年間のブランクの後、19年7月に復帰を果たした。20年9月に修斗で環太平洋王座を獲得、翌年7月には世界フェザー級王座を手にした。昨年は『ROAD TO UFC』にも出場、6月にはイー・ジャーに一本負けを喫するも、10月にはバ・ラジンに判定勝利を収めた。

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飯田はSASUKEに右を入れる

対する飯田は様々な団体で経験を積み、20年に拠点を北海道から東京に移した。現在4連勝中で3連続フィニッシュ勝利と波に乗る。両者は2度の対戦経験があり、飯田が1勝1分と勝ち越している。

1R、SASUKEは左インロー、そしてカーフキックで攻撃。飯田も同じようにカーフキックを返す。互いに様子をみるようにパンチを交換。SASUKEのパンチが入ると、飯田もパンチを返す。ほぼ互角の展開に。

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SASUKEのバックスピンヒジ打ちが炸裂

2R、SASUKEはカーフキック、パンチを打っていく。バックに回るSASUKEは、飯田は抱え上げて落とすもここは不発に。再び、スタンドで打ち合う2人、ここでSASUKEの右バックヒジが炸裂すると、飯田は後方へ吹っ飛んでしまう。すぐにレフェリーが試合をストップ。この瞬間、SASUKEの王座防衛が決まった。飯田は担架で運ばれるほどのダメージを負うTKO決着となった。

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失神する飯田

TKO勝利したSASUKEは「昨年、夢に修斗のベルトを持って挑戦させていただき、不甲斐ない結果になってしまい、すべて犠牲にしながら格闘技をやってきたつもりです。やっと自分らしさが出たかなと、今日だけ自分を褒めてあげたい。すごく会場に来ていただき、みんなの声が届いているし、みんなありがとうと言いたいです。僕と野瀬翔平の2人が落とし物をして帰ってきたんで、僕らの目標であるUFCへ向かって再出発したいと思います」と挨拶した。

▶次ページは、関口祐冬vs.新井丈、安芸柊斗vs.澤田龍人

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新井(右)と関口(左)のパンチが交錯

▼セミファイナル(第7試合) フライ級5分3R
●関口祐冬(修斗GYM東京/同級世界1位)
判定0-3 ※27-30×3
〇新井丈(キングダムエルガイツ/和術慧舟會HEARTS/世界ストロー級王者)

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関口のバックキックが飛ぶ

関口は遠近どの間合いからでも対応でき、21年9月から4連勝を飾った。昨年7月に大阪で行われた修斗でCKC(ケージ・キック・チャンピオンシップ)1Dayトーナメントに出場し、1回戦は不戦勝、準決勝では松山和弘にスプリットで敗戦するも会場を盛り上げた。9月には内田タケルから腕十字で一本勝ちを収めている。

対する新井は16年にデビューし、デビュー3戦目から19年まで9連敗するも、6連勝と巻き返した昨年9月の世界ストロー級チャンピオンシップでは、王者・猿丸ジュンジを右フックでKOしてタイトルを奪った。11月には大竹陽をKOして8連勝中だ。

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新井はパンチで追い込んだ

1R、関口は動きながらカーフキック連発、そしてバックキックで攻撃。追いかける新井もカーフキックを返すが、関口はタックルに入る動きを見せる。追いかける新井は右のパンチを放つも、関口は動いて逃げる。さらに関口はタックルに入ると見せてのパンチ。これはかわした新井は、パンチで追いかける。

2R、関口は距離を少し近くしてパンチを放っていく。新井はカーフキックでダメージを与える。動きが遅くなる関口。新井は積極的に打撃を入れて、優位に立っていく。関口もパンチを返すが、新井は引かずに打ち合う。被弾した関口は、鼻から出血するも、引かずに打ち合う場面も。新井の攻勢が目立った。

3R、新井はカーフキック、右のパンチでアグレッシブに攻めていく。打撃が交差した時に、関口が組みつき新井が下に。ハーフガードの新井。関口は肩固めを狙いつつボディにヒジ打ち。ここから脱出した新井は、スタンドでパンチ攻撃。最後まで打ち合う両者。そのまま判定となった。

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新井は勝利後、安芸(右)との対戦をアピール。安芸がこれに応えた

勝利した新井は「あぶねえ、ちっちゃくてもやれるということを証明したよね。格上でも勝ってるのを見せましたよね。この試合で俺は、フライとストロー統一してチャンピオンになるつもりだったんだけど、俺が今、フライ級とストロー級の代表ですわ。それと、安芸柊斗!喧嘩を売ってくれるのかなと思っていたんだけど、いいの?やりたいだろう?ストライカー、最強決定戦、逆指名だけどいいよね?」とアピール。

ここで安芸柊斗が登場し、「逆指名だけど、やりましょう」とこのラブコールに答えた。

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安芸(左)が、澤田(右)との打ち合いを制す

▼第6試合 ストロー級5分3R
〇安芸柊斗(MMAZジム/同級世界1位)
TKO 1R 3分49秒 ※パウンド攻撃→レフェリーストップ
●澤田龍人(AACC)

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澤田は打ち合いに応えた

安芸は、かつて“天才高校生”と呼ばれ、世界1位に上り詰めたテクニシャン。昨年は4月にマッチョ・ザ・バタフライをKO、9月にマル・ザ・ヘンペーソクをTKOで下して現在5連勝中。

対する澤田はONEの登竜門大会「ONEウォリアーシリーズ」の出身の選手で、昨年3月にはONEの大会で仙三と対戦するも頭部へのヒザ攻撃でTKO負けを喫した。ブルース・リーと同じ誕生日(11月27日)ということで“ドラゴンボーイ”と呼ばれた。修斗には5年半ぶりの参戦となる。

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安芸がパウンドで澤田から勝利

1R、安芸はカーフキックを連発。さらに左ジャブを何回もヒットさせる。澤田はテイクダウンを狙いに何回かトライするも不発に。すると左ジャブをもらってダウン。安芸は一気に間合いを詰めて上からパウンド攻撃。ラッシュをかけて何発も入ると、レフェリーが試合をストップした。

勝利した安芸は「1位なんで、海外から帰ってきて見せられたかなと思います。最高のものを届けられたかな。次、組まれれば誰とでもやります」と挨拶した。

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女子だけの修斗の大会が5月21日に開催されることが発表された

第5試合終了後、藤井惠がリングに上がり、5月21日の修斗の昼大会が女子だけの大会になることを発表した。会場は、東京・ニューピアホール。メインイベントは、女子スーパーアトム級チャンピオンシップが行われ、王者SARAMI(パンクラスイズム横浜)に同級2位の渡辺彩華(AACC)が挑戦することが合わせて発表された。

▶次ページは、マックス・ザ・ボディvs.菅原和政、その他の試合結果

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マックスは菅原をKOすると、このパフォーマンス

▼第5試合 ライト級5分3R
〇マックス・ザ・ボディ(BRAVE/同級世界2位)
TKO 1R 1分18秒 ※パウンド攻撃→レフェリーストップ
●菅原和政(マスタージャパン福岡)

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パンチを打ちながら突進するマックス

マックスは、宮田和幸率いるBRAVEのファイター。強靭な肉体を誇り、そのポテンシャルに加え、卓越したレスリング力で昨年末の大阪大会で田中有に勝利。世界ランキング2位の座を守った。タイトル戦へ向けて負けられない戦いが続く。

対する菅原は、元世界王者・弘中邦佳の遺伝子を受け継ぐ男。マスタージャパン東京で格闘キャリアを歩み始め、14年にプロデビュー。海外留学で約4年ほど格闘技から遠ざかっていたが、19年に復帰。師匠譲りの堅実なグランドワークに加えて、白熱した戦いを繰り広げることでも知られる。

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ヒザ蹴りからパウンド攻撃でマックスのTKO勝利

1R、菅原はインローから左のパンチ。マックスはパンチを打ちながらケージ際まで追い込み、テイクダウンを狙う。菅原は首相撲からヒザ蹴り。これをディフェンスしたマックスが、離れ際にヒザ蹴りを放つと菅原はダウン。マックスがパウンドを放ったところでレフェリーが試合をストップした。

勝利したマックスは「ありがとうございました。素晴らしい!一生懸命やってきました。BRAVEの宮田さん、修斗、みなさんに感謝します!次は誰だ?」とコメントした。

▼第4試合 epsomsalt sea crystals Presents インフィニティリーグ2023 フェザー級5分2R
△竹原魁晟(パラエストラ松戸)
判定0-0 ※19-19×3
△上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第3試合 epsomsalt sea crystals Presents インフィニティリーグ2023 フェザー級5分2R
〇浜松ヤマト(T・GRIP TOKYO)
不戦勝
●CHAN-龍(MMAZジム/2022年度フェザー級新人王)
※CHAN-龍が契約計量体重1.7kgオーバーのため、試合中止。浜松の不戦勝となり勝ち点3

▼第2試合 バンタム級5分2R
〇野瀬翔平(マスタージャパン福岡)
一本 1R 2分53秒 ※チキンウイングアームロック
●新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘/2022年バンタム級新人王)

▼第1試合 バンタム級5分2R
●榎本明(リバーサルジム東京スタンドアウト)
一本 1R 4分52秒 ※スリーパーホールド
〇スソン(KRAZY BEE)

▼オープニングファイト・第2試合 キッズ修斗公式戦 キッズ4・28kg契約3分1R
●杉本 越(AACC)
一本 1R 0分31秒 ※腕ひしぎ十字固め
〇吉村柚咲(X-TREAM EBINA)

▼オープニングファイト・第1試合 キッズ修斗公式戦 キッズ2・24kg契約3分1R
〇杉本 開(AACC)
一本 1R 1分29秒 ※腕ひしぎ十字固め
●遠藤千帆(心技館)

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