初心者でも簡単に操作可能なボイチャ勢ゲーマー向けの高機能&コンパクトなオーディオミキサー「ZG01」レビュー、ボタン一発で使えるボイチェン機能も搭載

初心者でも簡単に操作可能なボイチャ勢ゲーマー向けの高機能&コンパクトなオーディオミキサー「ZG01」レビュー、ボタン一発で使えるボイチェン機能も搭載

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  • 更新日:2022/05/13
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友人・知人とゲームをオンラインで一緒に遊ぶ時、DiscordSkypeなどのボイスチャットツールで会話をしながらプレイする人も多いはず。しかし、ゲームの音とボイスチャットの音声のボリュームバランスをWindows標準のステレオミキサーで調整するのは難しいものがあります。2022年6月1日に登場するヤマハ「ZG01」はボイスチャットをしながらのゲームプレイやゲーム実況配信に特化したミキサーで、誰でも簡単に快適なゲーム音声環境を実現することが可能とのことなので、実際に使ってみました。

ヤマハ | ZG01

https://jp.yamaha.com/products/proaudio/live_streaming_gaming/zg/zg01/index.html

今回はヘッドセット「YH-G01」がセットになった「ZG01 Pack」をレビュー。外箱はこんな感じ。

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ZG01本体、Type-A to Type-CのUSBケーブル、Type-C to USB Type-CのUSBケーブル。

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ZG01のパネル部分はマイク音声の音量調節用スライダーやスピーカー音声の音量調節用のノブ、各種ボタンが並ぶだけで、シンプルなデザイン。本体のサイズは幅195mm×高さ47.5mm×奥行き110mmです。

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ZG01本体の重さは実測で801gでした。

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前面にはマイク入力ポート、音声出力ポート、外部音声入力ポート、電源ボタン。

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右側面。操作パネルには傾斜がついています

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左側面はこんな感じ。

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背面には5V DC入力のUSB-Cポート、PC接続用のUSB-Cポート、HDMI出力ポート、HDMI入力ポートが2つ、スピーカー用の音声出力ポート、マイク音声入力用のXLRタイプコネクター。ZG01の映像出力の対応解像度は480i(60Hz)、576i(50Hz)、480p(60Hz)、576p(50Hz)、720p(60Hz、50Hz),1080i(60Hz,、50Hz)、1080p(60Hz、50Hz、30Hz、25Hz、24Hz)、4K(60Hz、50Hz、30Hz、25Hz、24Hz)で、音声出力は2ch 24-bit/48KHz固定となっています。

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裏面の中央に型番やシリアルナンバーが記されています。また、すべり止めとしてゴムのような素材が張られていて、机に置くとしっかり固定されるようになっています。

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ヘッドフォン用の分岐ケーブルとマイク、YH-G01本体。

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YH-G01のイヤーカップはこんな感じ。内側には大きく「R(右)」「L(左)」と書かれていました。

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左イヤーカップにあるコネクターにマイクを接続。

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さらにYH-G01の3.5mm 4極ステレオミニプラグに、分岐ケーブルを接続します。

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◆PCと接続してみた

ZG01の接続方法は、ヤマハの公式サイトにあるZG01のユーザーガイドに記されています。

ZG01 | ユーザーガイド

https://manual.yamaha.com/pa/interfaces/zg01/ja-JP/index.html

「ゲームをしながら、コンピューターのボイスチャットアプリを使って、ゲームとボイスチャットを楽しむため」の基本的な接続はこんな感じ。ZG01の電源はPCとUSB Type-Cケーブルで接続することで得られます。ゲーム機の映像と音声をHDMIでZG01に入力し、そのままモニターディスプレイにHDMIでパススルー出力します。同時に、ZG01がPCと接続してサウンドデバイスとなり、ZG01上でゲーム音声とボイスチャット音声をミキシングするという仕組みです。なお、ライブ配信などで、ZG01でミキシングした音声をPCに取り込む場合はHDMIのパススルー出力先をモニターディスプレイではなく、キャプチャデバイスにすればOK。

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接続する前に、ZG01のドライバーと管理ソフトのYamaha ZG Controllerをインストールします。ZG01のドライバーとYamaha ZG Controllerがセットになった「Tools for ZG」は2022年初夏にリリース予定。今回はヤマハから特別にリリース前のTools for ZGを提供してもらったので、接続するPCにインストール済みです。

インストールしたYamaha ZG Controllerを起動すると、「機器を接続してください」と、ZG01との接続を促されました。

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ZG01本体背面のコネクターに、PCからのUSB Type-Cケーブル、モニターディスプレイからのHDMIケーブル、ゲーム機からのHDMIケーブルを接続。

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次にYH-G01をZG01に接続します。分岐ケーブルのうち、音声入力の端子にはマイクのアイコンが、音声出力の端子にはヘッドフォンのアイコンが描かれており、端子の接続ミスが起こらないように工夫されています。

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ZG01本体にPCとヘッドセットをつないた後、電源ボタンを押せば電源が入り、ダイヤル下にある「YAMAHA」のロゴと各インジケーターが光ります。これで準備OK。音声関連のケーブルをミキサーにつなぐとどうしてもゴチャゴチャとしてしまいがちですが、ZG01は基本的にUSBかHDMIをつなぐだけでOKなので、配線が簡単でスッキリするのが大きな特徴です。

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◆細かい設定はYamaha ZG Controllerで可能

Yamaha ZG ControllerがZG01を認識すると、以下の画面が表示されました。このYamaha ZG ContollerはZG01の細かい設定を行うことができるツールです。以下の画面は左に並んでいるアイコンのうち、一番上のホームアイコンをクリックするといつでも表示可能。Yamaha ZG Contollerと、ZG01のドライバーとファームウェアのバージョンが表示されています。

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右上の?アイコンをクリックすると、画面に表示されている項目の説明が表示されます。どの項目が何を意味しているのかがすべて解説されるので、オーディオミキサーを触ったことがない人でもどこを触ればいいのかが一目でわかるのはうれしいポイント。

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マイクアイコンを選択すると、マイクセッティング画面が表示されます。マイクの設定は不要なノイズをカットする「GATE」、音量を一定に調節する「COMP」、音の特徴を調節できる「EQ」、音量制限を調整できる「LIMITER」があり、マイクの音量調節メーターである「MIC LEVEL・OUT LEVEL」が表示されます。

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FXと書かれたマイクアイコンをクリックすると、マイクエフェクトの設定が可能。中央に表示された3種類のアイコンのうち、一番上のアイコンはボイスチェンジャー、2番目のアイコンはボイスチェンジャーかSE(効果音)、3番目のアイコンはエコーを設定できます。

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この3つのマイクエフェクトは、ZG01本体にボタンが配置されています。このエフェクトボタンを押せば、Yamaha ZG Controllerで設定したエフェクトが自身の声にかかるというわけ。

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なお、ボイスチェンジャーはプリセットでソプラノボイスやアルトボイス、テナーボイス、バスボイスなどが用意されていますが、カスタム設定もかなり細かくできるので、オリジナルの声色を作ることもできます。

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Yamaha ZG Controllerでゲームコントローラーのアイコンをクリックすると、ゲームエフェクトの設定画面が表示されます。このゲームエフェクトは、ゲーム音声の音域や響きを調整可能。ゲームエフェクトは1・2・3のボタンがあり、それぞれにゲーム音声にかけるエフェクトを設定できます。

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このゲームエフェクトのボタンもZG01本体に配置されており、このボタンを押せばYamaha ZG Controllerで設定したエフェクトがゲーム音声にかかる仕組みです。

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Yamaha ZG Controllerのヘッドホンアイコンをクリックすると、ヘッドホンモニターの設定が可能。ここではヘッドホンの音の特徴を調整したり、プリセットから設定を呼び出したりすることができます。

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スライダーアイコンは、ストリーミング出力音声の設定画面。ZG01から出力されるミキサー音声の調整ができます。「OUTPUT」では、ストリーミング出力音声のオンオフを切り替えることが可能。ストリーミング出力音声の出力先はUSB経由とHDMI経由の2ルートが用意されています。

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左上の「Save to ZG01」をクリックすれば、Yamaha ZG Controllerの設定がZG01本体に保存されます。ZG01本体に設定情報が保存されるので、接続するPCが変わってもいちいち最初から設定し直す手間がかかりません。

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◆実際にZG01を使ってみた

ZG01の音声をOBSで取り込んでみました。まず、Yamaha ZG Controllerでスライダーアイコンを選び、ストリーミング出力音声画面を表示します。今回はゲームとマイク音声を同時に載せるので、「MIC」と「GAME」のレベルを、右下の「OUTPUT」のモニターを見ながらスライダーで調整します。さらに「OUTPUT」で「USB」を「ON」に設定。これでUSB経由でZG01のストリーミング出力音声がPCに入力されます。

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ZG01はPCからはサウンドデバイスとして認識されており、ZG01でミキシングされた配信用の音声をPCに入力する場合は録音デバイスの「Streaming (Yamaha ZG01)」を選択します。OBS上では以下のように「音声入力キャプチャ」で「Streaming (Yamaha ZG01)」を指定すればOK。

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ZG01とOBSで、マイクエフェクトを使いながらいろいろしゃべってみたところが以下のムービー。

ヤマハのゲーマー向け高機能オーディオミキサー「ZG01」でゲームしながら喋ってみるとこんな感じ - YouTube

◆Discordの音声デバイスにZG01を設定してみた

ボイスチャットツールのDiscordでZG01を使う場合の音声設定は以下。入力デバイスには「Voice(Yamaha ZG01)」を、出力デバイスには「スピーカー(Yamaha ZG01)」を指定します。これで相手にはZG01のマイク音声のみが届き、相手の声はZG01に接続したヘッドホンもしくはスピーカーに流れます。

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以下のムービーは、実際にDiscordで編集部員とトークをしながらゲームをプレイをしてみたところ。画面右に表示されているアイコンが、Discordで会話中であることを示しています。

ヤマハ ZG01を使ってDiscordでボイチャしながらゲームしてみた - YouTube

ゲーム音声とボイスチャットの音声をZG01に接続したヘッドセットでまとめて再生することができるので、さらにZG01で音量調整が簡単にできるので、「ゲーム音声がうるさくて相手の声が聞こえない」「ボイスチャットの音声が邪魔でゲームのセリフやBGMが聞き取れない」ということもありませんでした。

◆まとめ

実際にヤマハ ZG01を使ってみて、最初に感じたのはシンプルでスッキリしたデザインです。オーディオミキサーにはマイクや楽器、スピーカー、ヘッドホンなどさまざまな音響機器のケーブルをつなげなければならないので、どうしても複雑なUIとなり、初心者には「どのツマミがどういう意味なのか……?」と混乱してしまいがち。しかし、ヤマハ ZG01は「ゲーマー向け」ということでHDMIとUSBにケーブルをまとめてしまっているので、配線もスッキリまとまり、UIもシンプルでわかりやすいものとなっています。

また、管理ソフトであるYamah ZG Controllerは、初心者でも使い方がわかるように親切な設計となっており、ヘルプ表示を参考にすれば「マイクのエフェクトを変える時はどこを設定すればいいのか」「ストリーミング出力音声はどこから出すのか」なども理解可能。

さらに、「知らない人とボイスチャットありでゲームしたいけど、地声でプレイするのは気が引ける……」という人でも、ボイスチェンジャーをボタン一発で簡単に使うことができるのはうれしいポイントだと感じました。

ヤマハZG01は2022年6月1日に登場予定。小売希望価格は、ZG01単体が税込3万1900円、ヘッドセットのYH-G01が税込1万8700円、ZG01とYH-G01がセットになったZG01 Packが税込4万5100円です。

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Amazon | ヤマハ YAMAHA ゲーム/配信用オーディオミキサー ZG01 | 楽器・音響機器 | 楽器・音響機器

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