
ヤクルト・石川雅規
ヤクルトの先発投手練習が19日、神宮外苑で行われ、20日の中日戦(神宮)に先発する石川雅規投手(43)は短距離ダッシュなどで調整した。今季は12試合に登板して2勝5敗、防御率3.45。6月10日の西武戦(ベルーナ)以来となる3勝目を目指し、本拠地のマウンドに立つ。
ここまで通算186勝を挙げており、神宮球場では球団OBの松岡弘に並ぶ通算91勝をマークしている。ただ、神宮では昨年6月19日の広島戦以来7戦連続で白星に恵まれておらず、8度目の挑戦で記録更新を狙う。
「松岡さんは大先輩ですし、コーチとしても一緒にやらせていただいて、そういう偉大な先輩に追いつけたり、追い抜くチャンスがあるのであれば、超えたときにすごくうれしい」
今シーズン中、そう思いを明かしていた石川。これまで酸いも甘いも経験してきた神宮での思い出について「学生のころから育ててもらった球場ですけど、いっぱい投げている分うれしい思い出もありますけど、より一層悔しい思いのほうが強いので、そこで1つでも多く勝ちたいというのが辞めるまでの思いかなと思います」と口にしていた。何とか神宮で1勝でも多く勝つ。ベテラン左腕が覚悟を持って、臨む。