昨年のMVP男・馬場貴也（39＝滋賀）が魅せた。予選最終走だった4日目2Rは6号艇で2着条件。スタート展示は2コース、本番は3コースを奪取し、鮮やかな捲り差しで突き抜けた。
6号艇の4日目2Rで勝利をもぎとり、笑顔を見せる馬場貴也
「本当は3日目に（予選突破を）決めておきたかったんだけど…。強い気持ちでコース取りから行けた。2か3コースを取れたらいいなと思っていて、展開も思った通りになってくれた。良かったです」
2日目まで4、5、6の着獲りだったが、3日目からは2、1、1とV字回復。得点率を6・33まで押し上げて予選突破を決めた。
「2日目から体感が良かったし、足はバランスが取れて中堅以上はある。今のことろを最低限のベースにして、ここから上積みしていければ。スタートも集中して行けている」
初日のオープニングセレモニーのドリームインタビューでは、西山貴浩が着用していた金色の全身タイツを身にまとって盛り上げた。
「自分ではあれで燃え尽きていたつもりでした。自分の人生を変えてくれた芦屋でのオールスターなのでやりました。今日（4日目）のレース前は西山君から“（準優に）乗ってくださいよ！”とハッパをかけてもらっていたので、応えることができて良かった。今度は優勝戦に乗れるように頑張るだけですね」
オープニングセレモニーを盛り上げた“盟友”からの激励にしっかりと応え、次はベスト6入りを目指す。
