『中山美穂のトキメキハイスクール』...芸能人ファミコンゲームのリメイク新作の可能性

『中山美穂のトキメキハイスクール』...芸能人ファミコンゲームのリメイク新作の可能性

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2021/02/21

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

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卯月鮎

◆ファミコンの芸能人ゲームといえば?

ファミコン時代、さまざまなメーカーから発売されたタレントやお笑い芸人を冠にしたいわゆる“芸能人ゲーム”。いつの間にか、すっかり見なくなってしまいました。

しかし、最近では芸能人によるゲーム実況が盛んになり、これをきっかけにまたブームが起こるかもしれません。そこで今回のコラムでは、ファミコン時代の芸能人ゲームのリメイク新作の可能性を考えてみたいと思います。

◆『中山美穂のトキメキハイスクール』(1987年/任天堂)

『中山美穂のトキメキハイスクール』は、1987年にディスクシステム用に発売された任天堂タイトル。当時、歌手や女優としても脚光を浴びていた「ミポリン」こと中山美穂さんをヒロインにした学園恋愛アドベンチャーです。

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学園を舞台にした『中山美穂のトキメキハイスクール』

なんといっても一番の特徴は、ゲーム中に番号が表示され、そこに電話をかけると中山美穂さんの声でヒントが聞けること。自宅の電話からミポリンの声が流れてくるとあって、ファンは感激。ゲームとしても斬新な仕掛けでした。もともとスクウェアから、「電話を使ったアドベンチャーゲームの企画をやりたい」という話が任天堂に来たのがきっかけだそうです。

『トキメキハイスクール』をリメイク新作にするなら、やはり「ミポリン」級の芸能人の起用がカギを握るでしょう。橋本環奈さんやゲーム実況も人気の本田翼さんならいけるかも!? すでにスマホゲームは出ていますが、乃木坂46、欅坂46、日向坂46のメンバーが登場する学園シミュレーションも、任天堂が手がければ話題性たっぷりかもしれません。

◆『さんまの名探偵』(1987年/ナムコ)

『さんまの名探偵』は1987年にリリースされた、明石家さんまさんをはじめ、当時の吉本興業の芸人さんが多数出演したコマンド式推理アドベンチャー。シューティング「ギャラクシガニ」ややっさんとのボートレースなどミニゲームも入って、非常ににぎやかな内容でした。のちにPS1で『ナイナイの迷探偵』(1999年)というゲームも発売されています。

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『さんまの名探偵』は「かにかにどこかに?」や「スハダクラブ」など名フレーズも生んだ

『さんまの名探偵』は条件が揃えばリメイクや新作の実現性は高いのではないでしょうか。実際に一昨年に発売されたファミコンテイストの推理アドベンチャー『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』がスマッシュヒットしており、ジャンルとしても根強い人気があります。

テレビで活躍する芸人さんたちがどういったドットキャラになり、どんなイベントが起こるのかは非常に楽しみ。吉本興業なら千鳥さん主役の『千鳥の名探偵』が面白そうです。

また、人力舎と組んで『ザキヤマの名探偵』や『おぎやはぎの名探偵』も遊んでみたいところ。ゆってぃさん失踪事件の謎を人力舎のタレントさんが総出で解くという展開もありかも!?

◆『たけしの挑戦状』(1986年/タイトー)

『たけしの挑戦状』は1986年に発売された超個性派タイトル。あまりに謎が難しかったことから「クソゲー」とも「バカゲー」とも呼ばれました。

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カラオケやパチンコも遊べるなど、画期的だった『たけしの挑戦状』

タレントをキャラ化してゲームに乗せるのではなく、実際にビートたけしさんが話した奔放なアイデアをもとに作られたそうです。普通のサラリーマンが、ヤクザや時に警官をも敵に回して街中で暴力を振るう様子は、北野映画の原点ともささやかれています。ゲーム内容的には、『グランド・セフト・オート』『龍が如く』の先駆作という評価も。

『たけしの挑戦状』もリメイクや続編が望まれている1本。やはりたけしさんに新たなアイデアを出してもらって、制作するのがベストでしょう。画面はファミコンライクで懐かしさを残しつつ、北野映画のような狂気と人間味に満ちた大人のためのファミコン大作に期待します。めちゃくちゃな謎であっても、今ならゲーム実況で盛り上がること間違いなし!?

そのほか、ファミコンでの芸能人ゲームは、アイドル系では立花理佐さんの『リサの妖精伝説』、アイドルグループ「チャイルズ」の尿意を管理するゲームとして妙に話題となった『ラサール石井のチャイルズクエスト』、ジャニーズの「光GENJI」を冠にした『光GENJI ローラーパニック』。お笑い系では『所さんのまもるもせめるも』、『爆笑!スターものまね四天王』、子役系では『カケフくんのジャンプ天国 スピード地獄』、文化人枠としては『舛添要一 朝までファミコン』、『ゴルビーのパイプライン大作戦』などがありました。

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ファミっ子世代には懐かしい『カケフくんのジャンプ天国 スピード地獄』

ドット絵のファミコン風アクションやアドベンチャーは、ダウンロード配信を中心に現在でも新作がリリースされ、一定の人気を得ています。懐かしのファミコン芸能人ゲームもぜひ復活してほしいものです。 <文/卯月鮎>

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

【卯月鮎】

ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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