◇セ・リーグ 広島6―4ヤクルト(2023年5月26日 マツダ)

<広・ヤ>3回、右越えに3点本塁打を放った田中は坂倉(左)と生還してタッチ(撮影・奥 調)
広島が勝率を5割に戻した。
前日25日の中日戦で右手首の付け根に投球が当たり負傷交代した坂倉が、初回2死満塁で元気に先制の右前2点打。2回には秋山が右翼への適時打を放ち追加点。そして3回には、8番に入った田中が3号3ランを放つなど、3回までに6得点を挙げた。
先発の黒原にとってはホロ苦いプロ初先発となった。3回までは無失点に抑えていたが、4回1死から暗転。安打と四球で一、二塁のピンチを招き代打・西浦に中前適時打。さらに太田の一塁内野安打による1死満塁から、サンタナに左前に2点打を許したところで、新井監督は交代の断を下した。4回途中で無念の7安打3失点降板。序盤の援護を生かせなかった。
4回途中から登板した2番手・大道が5回に2本の二塁打を浴びて2点差まで迫られると、9回に登板した6番手・矢崎が2死二、三塁と、一発出れば逆転というピンチを迎えたが、最後は長岡を一塁ゴロに仕留めて逃げ切った。