◇オープン戦 日本ハム4-5巨人(2023年3月18日 東京D)

<巨・日>日本ハム先発の上沢(撮影・久冨木 修)
課題の多い投球となった。日本ハムの先発・上沢直之投手(29)が18日の巨人とのオープン戦に先発し、5回5安打4失点。真っすぐの感覚にずれが生じ、序盤の2回までに4失点した内容に「今の良い球を探しているうちに点を取られてしまった。ちょっと(感覚が)ずれた時に直せなかった」と反省した。
初回1死一塁では、3番・丸に131キロのチェンジアップを右中間席に運ばれる先制2ランを許した。捕手・伏見の要求通り外角に投げ、失投ではなかったが「真っすぐでしっかりファウルを取れないと、ああいう変化球を拾われちゃう」と振り返った。
それでも、建山投手コーチは「まだまだっていうのはあるけど、自分のことを分かっているし一番心配してない」と信頼を置く。順調にいけば、25日のヤクルト戦(エスコン)の登板を経て、楽天との開幕カードの2戦目以降の先発が見込まれる。上沢も体の動作を動画などで見直していくつもりで「メカニックさえ自分が思っている通りに動かせれば、ボールは必ずそれ通りになる」と前を向いた。(田中 健人)