NZ第4四半期CPI、上昇率高止まり 中銀予想は下回る

NZ第4四半期CPI、上昇率高止まり 中銀予想は下回る

  • ロイター
  • 更新日:2023/01/25

[ウェリントン 25日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が25日発表した2022年第4・四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は約30年ぶり高水準付近にとどまったものの、NZ準備銀行(中央銀行)の予想を下回り、今後数カ月の利上げ幅が予想よりも小幅になるとの見方が強まった。

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ニュージーランド(NZ)統計局が25日発表した2022年第4・四半期の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前期比、前年比ともに市場予想を上回り、歴史的高水準を維持した。写真は2009年9月、ウェリントンで撮影(2023年 ロイター/Anthony Phelps)

前年比の上昇率は7.2%。第3・四半期と変わらず約30年ぶりの水準付近に高止まりし、市場予想の7.1%をやや上回ったが、中銀予想の7.5%は下回った。

前期比では1.4%上昇し、第3・四半期の2.2%から伸びが鈍化した。市場予想は1.3%上昇だった。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のアナリストはリサーチノートで「全体的なインフレ圧力が中銀の懸念ほど深刻でないことは明らかだ」と指摘。「中銀にはタカ派的な姿勢をある程度抑制し、通常の方法で経済データの軟化に対応する余地が生じている」と述べた。

ANZとキウイバンクは2月の利上げ幅が75ベーシスポイント(bp)ではなく、50bpになると予想している。

中銀は昨年11月の前回会合で、過去最大となる75bpの利上げを実施。インフレ抑制に向け、さらなる積極的な利上げを予想すると同時に、経済は1年間にわたってリセッション(景気後退)に陥る可能性があると警告した。

NZドルはCPI統計発表直後の0.6505米ドル近辺から0.6480米ドルに押し戻されている。2年物スワップ金利は4.865%で、24日終値の4.995%から低下した。

統計では住宅建設や家庭の光熱費、食品、航空券など幅広く価格が上昇した。

キウイバンクのエコノミストは「インフレ率の低下傾向は心強いが、依然として非常に高い水準にある」とした上で、インフレ率は今年末までに中銀目標である1─3%の上限をわずかに上回る水準になると予想した。

統計局の物価担当シニアマネジャー、ニコラ・グローデン氏は「調理済み食品、野菜、肉・鶏肉の価格上昇が食品価格全体の上昇をけん引した」と述べた。

非貿易財のインフレ率は前年比6.6%と、02年6月の統計開始以来最高水準を維持した。

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