阪神・大山、不屈の19号2ラン!0-7から1点差まで猛追

阪神・大山、不屈の19号2ラン!0-7から1点差まで猛追

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  • 更新日:2020/09/17

(セ・リーグ、巨人7-6阪神、15回戦、巨人12勝3敗、16日、東京D)諦めない姿、見せ続けろ!! 阪神は巨人に6-7で敗戦。東京ドームで球団ワーストタイの開幕8連敗を喫したが、九回に大山悠輔内野手(25)が2ランを放つなど、0-7から1点差まで追い上げた。今季の巨人戦勝ち越しがなくなり、自力優勝の可能性は消滅したままだが、最後まで諦めない戦いを続ければ必ず奇跡が起こる。

試合は続く。その思いと流れを後続につなぐように、大山が足早にベースを回った。ペナントレースも、まだ終わっていない。土壇場の粘りと若き大砲の一発が、はるか前を走る巨人への再度の宣戦布告になった。

「しっかり自分のいいスイングができたと思います」

九回、虎がもう一度立ち上がった。1死一塁で左翼席へ。一時は0-7の大差から1点差に迫る2ランで、抑えのデラロサをマウンドから引きずり降ろした。リーグトップの巨人・岡本と2本差の19号。軽い腰痛で欠場した相手の主砲に迫るアーチで、チームの意地を示した。

結果は屈辱が残った。連敗で巨人戦は3勝12敗。9試合を残し、13年連続勝ち越しなしが決まった。特に敵地では無残。東京ドームで開幕から8連敗は、2分けを挟んだ2012年に並ぶ球団ワーストタイ。矢野監督は終盤の攻撃について「でもまあ、それ以前」と制し、悔やんだ。

目の前で優勝へのマジックナンバー点灯を見せられた翌日に、巨人は岡本だけでなく、坂本も体調不良で欠場した。それでも、ともに無安打で今季初スタメンの田中俊と立岡に計5安打6打点を許し、一方的な展開。“飛車角落ち”にすらかなわない。一回先頭の近本の右前打の後は田口に手も足も出ず、七回まで走者も出せなかった。

ただ、その屈辱まみれの時間も大山が打ち破った。八回1死で左前打。目を覚ました打線は一挙4点を返した。11・5ゲーム差に広がったが、奇跡を信じさせるに値する猛反撃。牙が折れていないことを証明した。

背番号3は口癖のように言う。「毎試合悔しい思いをしている。でも、きのうはきのう、きょうはきょう。反省はして新たな気持ちで」。最近も「成長」という言葉を繰り返し使う指揮官は練習中、前夜に失点した馬場を呼び止めて助言を送った。戦いが続いていることの証し。すべて勝つつもり。「もう、俺らは毎試合そう思っている」と力を込めると、虎党に謝罪し、誓った。

「阪神ファンのみなさんには腹立たしい思いをさせている。それは重々承知しているので。できること、目の前の試合を目いっぱい、いくしかない。ずっとそれしかないので。やりきります」

あと1点届かなかったが、決して諦めない姿勢を最後に見せた。意地の粘りがライバルにプレッシャーをかけることにもつながる。この戦いを続ければ必ず奇跡が起こる。(安藤理)

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九回に2ランを放つ大山。この諦めない姿が奇跡につながる(撮影・宮沢宗士郎)

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