自称デザイナー“落書き” “懲りない犯行”に「乱暴だ」

自称デザイナー“落書き” “懲りない犯行”に「乱暴だ」

  • FNNプライムオンライン
  • 更新日:2023/05/26
No image

町内のモニュメントを青く塗りつぶして逮捕された、自称デザイナーの男。

逮捕前、カメラの前で「センスがないからやった」と認めていた。

静岡・南伊豆町の交差点に立つ、青い塔。

町づくりの行動目標となる町民憲章が掲げられた看板。

その一部を青く塗りつぶした疑いで、自称デザイナーの塚本誠二郎容疑者(78)が逮捕された。

塚本容疑者は、逮捕前の取材に犯行を認めていた。

逮捕前の塚本容疑者「(塔に塗料を塗ったのは?)わたしです」

事件は、5月18日から20日にかけて起きた。

塚本容疑者は、高さ5メートルほどある看板にはしごをかけ、白い字で書かれていた「湯けむりのように高く仰ぐ文化のまちをつくりましょう」という町民憲章を、青い塗料で塗りつぶした。

町からの被害届を受け、警察が捜査を進めた結果、塚本容疑者が浮上し、逮捕に至った。

南伊豆町では、2年前にも、何者かが町内にあるモニュメントを塗りつぶし、マークを描く事件が発生。

当時、塚本容疑者は、犯人が捕まらない中で始まった町長選挙に立候補し、金髪姿で取材に応じた。

その中で驚きの発言をした。

塚本容疑者(2021年4月)「(国道沿いに書かれているマークあるじゃないですか?)あれ、わたしです。あの看板無意味だよ、いらないよ、撤去する」

突然、マークを描いたのは自分だと告白した、塚本容疑者。

選挙には落選し、その後、器物損壊の罪で有罪判決を受け、現在は執行猶予中の身だった。

そして再び起きた、今回の事件。

塚本容疑者は逮捕前の24日、再びFNNの取材に応じ、今回もまた、自身の犯行だと認めた。

逮捕前の塚本容疑者「(町民憲章が書かれた塔、あれを塗ったのは?)わたしです。でたらめにやっているんじゃないんだよ。ちゃんともう、デザインできているんだもん。(オブジェは)風が吹くと、スルーッとすごくきれいに光るの」

看板を塗りつぶしたあと、自分がデザインしたオブジェを飾るつもりだったという、懲りない犯行。

異変に気づいたのは、2年前の町長選で、塚本容疑者と争い当選した岡部町長だった。

南伊豆町・岡部町長「(町民が喜ぶものにしたかったと話しているが?)そういうことであれば、本当は、正式にお話をいただいた中で(やってほしい)。いろいろ案はあったかと思いますけど、ただちょっとやり方が乱暴すぎましたし、決して許されない行為だと思います」

警察は、現場に残されていたはしごを押収するなどして、犯行の裏づけを進めている。

テレビ静岡

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加