
大勢の人が行き交う週末の歩行者天国。政府が国民に呼びかけてきた新型コロナウイルス対策のマスク着用の目安はこの2日後に緩和された=東京・銀座で2023年3月11日、丸山博撮影
厚生労働省は26日、全国約5000の定点医療機関から報告された直近1週間(15~21日)の新型コロナウイルス感染症の患者数が、1医療機関あたり3・56人だったと発表した。
定点報告数の公表は2回目で、前週(8~14日)の2・63人に比べ、1・35倍だった。都道府県別では、沖縄県(10・80人)、石川県(6・38人)、岩手県(6・32人)の順に多く、新潟県(6・11人)、山梨県(5・68人)、北海道(5・44人)と続いた。
新たに入院した全国の患者数は3215人で、前週(2489人)より726人増えた。
感染症法の位置づけが5類に移行したのに伴い、厚労省は全感染者数の把握や公表を終了し、定点医療機関の患者数を毎週金曜日に発表している。【金秀蓮】
毎日新聞