
4月23日投開票の京都府木津川市議選で参政党公認で立候補し、初当選した野田えり氏(40)の当選無効を求める異議申し立てについて、市選挙管理委員会は26日、電気・ガスの使用量調査などを踏まえ「居住実態はある」と判断し、申し立てを棄却したと発表した。市議選で落選した元市議の男性(70)からの申し立てを受け、調査していた。
公職選挙法は都道府県議選や市区町村議選について、3カ月以上その自治体に住んでいることを立候補の要件としている。
市選管は、野田氏から提出された郵便物やネット通販の送付先などから、市内の現住所で数年にわたり生活していることが推認されると指摘。また電気やガスの使用量・料金支払いの実態や、現地確認した住居の様子からも「生活の中心は現住所にあったと判断することが相当」と結論付けた。