
ラーメンチェーン「もっこす」
ラーメンチェーン「もっこす」で食品の管理や製造過程の一部に不衛生な点が見つかったとして、神戸市保健所が食品衛生法に基づく行政指導をしていたことがわかりました。
神戸市によりますと、今年3月、「もっこす」の工場と複数の店舗について、「衛生上の問題がある」などと外部からの通報がありました。
通報を受け、市が神戸市灘区にある工場に立ち入り検査を行ったところ、食品を入れた容器を床に直接置いていたり、虫を防ぐ網戸が設置されていないなど衛生管理上の不備が確認されたということです。
また、2021年から義務付けられている衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」も導入されていませんでした。
このほか、神戸市中央区の「もっこす 総本店」でも今月、立ち入り検査を行ったということです。
現在、健康被害は確認されていないということですが、市は衛生状態の改善について会社から随時報告を求める「監視指導」を続けています。