
福島第一原発の処理水放出を巡り、国際原子力機関=IAEAは5月29日から、放出開始前、最後となる調査のため来日することが分かりました。
政府は処理水について安全な基準まで薄めた上でことし夏ごろから海への放出を始める計画です。
放出については国際機関のIAEAが2021年から安全性の確認などを進めていて、5月29日にもIAEAの職員とアメリカや中国などの国際専門家が来日し、処理水の放出開始前、最後となる調査を行います。
今回の調査対象は政府、東京電力、規制庁など全ての関係機関などを含む総括的なもので、6月2日までの5日間実施されます。
IAEAは処理水について「十分に保守的でありつつも現実的である」と評価していて、今回の調査を踏まえ来月末までに最終的な報告書を公表する予定です。
福島中央テレビ