米議会、後部座席置き去り警告システムの搭載義務化を審議中。20年間で800人が死亡

  • Engadget
  • 更新日:2019/05/25
No image

米国議会は現在、車中に子どもを置き去りにした際に警告を発することを義務づける法案を審議中です。これは自動車のなかに子どもだけを放置したとき「明確な視覚的および聴覚的な警告」を発することを求めるという内容のもの。米国では過去20年間で800人が、閉め切った車内で熱中症になり死亡する事故が起こっています。法案を提案するグループは、現在の自動車の多くには電子キーのバッテリー切れやヘッドライトの消し忘れ、半ドアなどを警告する仕組みが当たり前のように備わっていることを挙げ、後部座席に子どもを置き去りにしていないかを警告するのも当たり前であるべきだと主張します。

実際のところ、車内にカメラやセンサーを設置して、後部座席に置き去りにされた子どもを検知し警告するシステムはすでに存在します。しかし、それを誰もが知っていて普及しているとは、とても言い難いと言わざるを得ないでしょう。

米国の自動車工業会(AAM)は、あらゆる法案を慎重に検討すると述べました。ただ、新車購入者の13%が6歳未満の幼児を抱えている一方で、新技術が現役の自動車のほぼすべてに行き渡るには約20年がかかると説明。国民の意識高揚が素早い安全普及には必要となるとの考えを示しました。

自動車メーカーはいまもつぎつぎと高度な安全システムを開発し、自動車に搭載しています。最近ではシボレーが、シートベルトを着用せずに車を動かした場合、駐車場から公道へ出られなくするシステムを発表していました。またコネクテッドカーの増加により、多くの車では車載システムのソフトウェアアップデートによる機能向上が可能になっています。

とはいえ、法制化となるとどの技術を必須にすべきかという問題は起こる可能性もあるかもしれません。安全に関わる装備であればどれも搭載すればドライバーや同乗者の命を守るのに役立つことになります。米議会のフランク・パロン下院議員は「自動車に搭載される技術が人命を救うために重要なものであれば、それは最高級車を買える人たちだけの贅沢品にしておくべきではない」と述べています。

日本国内でも、ドライバーがパチンコや買い物などに熱中するあまり、車内に置き去りにされた子どもの痛ましい事故を伝えるニュースが良く聞かれます。法律で義務化するかどうかも大切ですが、オプションであっても安価にこのようなシステムが提供されるようになって欲しいところです。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

IT総合カテゴリの人気記事

グノシーで話題の記事を読もう!
最近、クルマのタイヤの“ある変化”に気づいてますか?
CFDから登場の高耐久でありながら安価なゲーマー向け2.5インチSSD
HDDからSSDに変えるだけで処理速度が大幅アップ! SSD売れているメーカーTOP5!
MacBookが9つの機能でパワーアップ! ドック付き本革ケース「DOCKCASE」が残り5日
日本の折り紙がヒント!ノートPCの収納にピッタリの容量可変バックパック「RiutBag」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加