金本阪神、拙攻で巨人に逆転負け「僕が出したサインが裏目に出た」

金本阪神、拙攻で巨人に逆転負け「僕が出したサインが裏目に出た」

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  • 更新日:2017/08/11

(セ・リーグ、巨人5-2阪神、16回戦、巨人9勝7敗、10日、東京D)阪神は拙攻が響き、巨人の7安打を上回る9安打を放ちながら、2-5で痛い逆転負けを喫した。六回一死三塁で梅野隆太郎捕手(26)がセーフティースクイズに失敗するなど、勝負所で2度の犠打失敗。サンケイスポーツ専属評論家の佐野慈紀氏(49)は“脇役”たちの奮起を促した。

結果的に、その1プレーが一気に流れを巨人に傾けてしまった。

1点差に追い上げられた直後の六回一死三塁。ベンチのサインは初球セーフティースクイズだった。打席の梅野は内角寄り129キロカットボールを転がす。が、処理した内海から本塁へ。三走・鳥谷は楽々憤死してしまった。

「もっとライン上を狙っていれば。しっかりやっていれば違っていた」

梅野が悔やむ。ただ、“拙攻の虎”はそれだけで終わらなかった。

暗転劇は続く。同点となって迎えた七回無死一塁では、上本が送りバントを試みるも捕ゴロ併殺に。度重なる好機を逃し、最悪なムードで終盤に突入。

エース・メッセンジャーが好投して、先制し、必勝パターンの展開から、その大黒柱が故障で退場し、最後はマテオが大乱調で逆転され…。後味が悪すぎる1敗だ。

「そこでしょうね、一番の原因は」

金本監督はバント失敗により追加点を奪えなかったことを敗因に挙げた。そして「まぁ、結果だけど、それは。僕が出したサインが結果的に裏目に出たということ」と責任をかぶった。

痛恨の“スクイズ失敗”-。サンケイスポーツ専属評論家・佐野慈紀氏は「いかにもやりそうな、ミエミエの雰囲気だった。ということは、巨人も警戒していたはず。当然、内海も」と、まず相手の意表を突けなかったことを指摘。さらに「セーフティースクイズは投手に捕られてはダメ。一塁手に捕らせなければいけない。予想している内海に処理されては成功しない」と一刀両断だ。

ただ、佐野氏は拙攻の原因に別の要因も挙げた。不振の上本&大和コンビだ。

大和は二回無死一、三塁で見逃し三振。六回無死三塁も浅い中飛。精彩を欠いた。上本はバント併殺を含めて4打数無安打。今回の巨人3連戦は11打数無安打だ。

「彼らの役目は、相手に“何をしてくるか分からない”と思わせること。それが、簡単に打ったり、見逃したり、そして凡退。拙攻と言うけれど、得点は主軸が打つだけでは入らない。脇役が、各自の仕事をして、その積み重ねで点を重ねるもの」

バイプレーヤーの奮起を促した。故障者続出、勝てる試合を落とし、11日からは2ゲーム差で2位を争うDeNAと直接対決。ここが正念場だ。 (上田雅昭)

データBOX

◎…阪神は4カードぶりの負け越し。これで8月の東京ドームでの巨人戦は、2013年8月2日〜4日(○●○)に勝ち越してから、6カード連続負け越しとなった

◎…対巨人もこれで7勝9敗。昨年も9勝15敗1分けなど、昨年まで9年連続で巨人に年間勝ち越しをしていない

◎…阪神は前日まで、先制すれば1分けを挟んで7連勝中だった

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七回無死一塁で、バントを失敗した上本(撮影・長尾みなみ)

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