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神社の拝礼「二拝二拍手一拝」の歴史は意外にも浅く昭和以降から。ではそれ以前の作法は?

神社の拝礼「二拝二拍手一拝」の歴史は意外にも浅く昭和以降から。ではそれ以前の作法は?

  • Japaaan
  • 更新日:2021/07/21
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ひとことに神社の参拝といっても、その方法は大きく2つにわけることができます。

拝殿の前で鈴を鳴らし、お賽銭をして行う一般的な方法がひとつ。

そしてもう一つが、「拝殿」と呼ばれるところに昇殿して奉呈をして行う正式参拝。

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このいずれの場合も、二拝二拍手一拝で行います。さらに、より丁寧に行う場合には、二拝二拍手一拝の前後に「揖(ゆう)」と呼ばれる会釈をする場合もあります。

さて、この拍手ですが、私たちも日常を送るうえで普段から行っている行為です。

ただ、これは元々古代の日本において、高貴な人物や身分の高い人物に対して、敬意を表す意味を持つ行為で、すでに中国の歴史書『魏志倭人伝』にも倭人の礼法としてこの拍手のことが記されています。

その後、貴人に対して拍手を行うという礼法は、平安時代以降に廃れていきましたが、神社の作法として残り、後世に伝わりました。

神社の参拝については、実は近世に入るまでは定まったやり方がなく、様々な方法で行われてきたようです。そのような中で比較的普及したのが、「両段再拝」でした。

両段再拝とは、二度頭を下げること(両段)を二度繰り返す方法のことをいいますが、今のやり方で言えば、二拝二拝ということになります。

二拝二拍手一拝の歴史は意外にも新しい

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写真ACより

この両段再拝のやり方を元に、明治時代に二拝二拍手一拝のやり方が考えられましたが、昭和の時代くらいまでは民間にそれほど普及しておらず、むしろ両掌を顔や胸の前で合わせて拝むお寺でのお参りのようなスタイルがメジャーだったとか。

二礼二拍手一拝という参拝の仕方は、戦後になって神道や神社が再整備されていく中で、やがて正式な作法として広まりました。

そして、なかには出雲大社のような、二礼二拍手一拝ではない、特殊な参拝方法がある神社もあります。出雲大社では、「二拝四拍手一拝」が正式な参拝の方法となっています。

できれば、参拝する前に、その神社の公式サイトやパンフレットで正しい参拝方法を確認しておいた方が確実といえるでしょう。

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参考文献

田中 治郎 『お寺と神社の作法ブック―冠婚葬祭とお参りのマナー』(2008 学習研究社)

島田 裕巳 『神社で拍手を打つな! -日本の「しきたり」のウソ・ホント』 (2019 中公新書ラクレ)

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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