白髪は予防できる!?人気のヘッドスパ創業者が指南する白髪対策きほんのき

白髪は予防できる!?人気のヘッドスパ創業者が指南する白髪対策きほんのき

  • @DIME
  • 更新日:2021/07/22
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ついに白髪も防げる時代に!?

毛髪の二大トラブルといえば、薄毛と白髪。

どちらも、かつては「遺伝だから、年だから…」と諦めるしかなかったものだ。しかし、薄毛については、AGA(男性型脱毛症)と病名が付けられ、処方薬などで治療が可能になってきた。こちらは、完全に克服できるのも、そう遠い未来ではないかもしれない。

一方で白髪はどうかといえば、医学的研究はあまり進まず、染めるという手もあって、黒髪に戻す特効薬といったものは、まだない。

そんななか、「染める以外」の手段を追究しているのが、人気のヘッドスパ専門店PULA(プーラ)の創業者、辻敦哉さんだ。

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PULAの代表辻敦哉さん

仕事柄、辻さんのもとには「白髪をなんとかしたい」という相談が多く寄せられたという。その願いに応えるべく、試行錯誤の末に対策・コツを編み出し、『白髪は防げる!』(かんき出版、監修・コッツフォード良枝)という1冊の書籍にまとめている。

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かつては辻さん自身も悩んだ白髪。どう予防し、あるいは黒髪へとカムバックさせるのか。本書と辻さんへの取材をもとに、何点かポイントを紹介したい。

やはりストレスは白髪の大敵

辻さんは、前職では美容系企業に勤務しており、百名近くの女性部下をマネジメントしていたという。当時はまだ20代後半。ふつうであれば白髪とはほぼ無縁の年代だが、「白髪が急に目立つ」ようになったという。辻さんはその原因を、慣れぬ業務の連続と人間関係のいざこざによるストレスと判断。その証拠に、30代に独立してその種のストレスがなくなると、白髪の本数が減ったと述懐する。

日常的によく話題になる「ストレス」という言葉だが、白髪とストレスの関係はどのようなものか? 辻さんはこう答える。

「白髪を招く大きな原因の一つに挙げられるのが『血流不足』です。そして、全身の血流を衰えさせ、「血流不足」を招く大きな原因がストレスなんです。強いストレスがかかったり、ストレス状態が長く続くと交感神経優位の状態が収まらず、毛細血管が収縮したままになります。すると、頭皮の血流が衰えて、酸素や栄養分などが毛根に届きづらくなり、白髪などの髪の毛のトラブルにつながるのです。ハーバード大学の研究でも、強いストレスにより白髪が増えることがわかっています。私も20代のころ、人間関係の大きなストレスを抱えていたときに白髪がいっきに増えた経験から、ストレスは白髪の原因になると強く実感しています」

ちなみに、側頭部に白髪が目立つ人は、強いストレスにさらされているケースが多いとも。東洋医学でいう「肝」が弱っている可能性もあるそうで、対策として「しじみ、黒ごま、黒きくらげ、ウコン(ターメリック)、クコの実、明日葉」などを食卓にくわえるようアドバイス。また、効果的なツボやマッサージも本書で解説されているので、あわせて実践してみるとよいだろう。

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人間関係の悩み事など、ストレスは白髪の大きな原因

スマホが若白髪の一因に!?

日本人の平均寿命が延びるにつれ、見た目も若くなっている印象があるが、逆行するかのように白髪の低年齢化が進んでいると、辻さんは指摘する。

「以前は、白髪が目立つようになるのは50歳を過ぎて、孫が生まれるような年齢になってからのことが多かったと記憶しています。ところがここ20年くらいは、20代、30代で白髪に悩む人が急速に増えているのです」(本書より)

その大きな理由として、超加工食品の摂り過ぎによる「現代型の栄養不足」や運動不足に起因する「血流不足」を挙げるが、もう一つ見逃せないが「電磁波を発する電化製品の頻繁な使用」。その代表格がスマホだ。辻さんは、次のように説明する。

「電磁波は、人間の体内に大量の活性酸素を発生させることが知られています。私たちのカラダには、細胞や遺伝子を攻撃し、毛根を含む全身の細胞にダメージを与える悪玉の活性酸素の産生を抑えたり、生じたことによるダメージを修復したりする働きがもともと備わっていますが、現代の生活では、自己防衛機能だけでは追いつかないほどの活性酸素が生み出され、白髪の大きな原因の一つとなっているのです。活性酸素によってメラノサイトの働きが弱り、白髪を招くという、2009年のイギリスの研究発表もあります。特に日本は、電磁波が強く出てしまっています。日本のコンセントには海外のように電磁波を逃がすアースがないためです。さらに、スマホやパソコンから発生する電磁波はもちろん、画面を見るときにどうしてもうつ向きがちになるのが、髪にとっては悪影響。首が少しでも前傾して筋肉に負担がかかると、頭部に送られる血流が低下して頭皮の血流が悪くなり、白髪の原因となるのです」

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スマホの使いすぎには要注意

髪に必要な栄養素を摂る

前節で「超加工食品」という言葉をさらっと使ったが、これはスナック菓子やカップラーメンのような、ぱっと見ただけでは何が原料として入っているかわからない食品を言う。

こうしたものは、おいしいかもしれないが、血肉となる栄養分はあまり含まれていない。こればっかりの食生活だと、「ミネラルやビタミン、そしてタンパク質の摂取量が不足します」と、辻さんは警告する。これについては、身体の健康を損なうだけでなく、髪にもよくないというのは理解しやすい。

それとは逆に、積極的に摂っておくべき食材があると、辻さんは力説する。

「髪の毛は、ケラチンと呼ばれる18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質で構成されます。そのアミノ酸の1つであるチロシンが、髪を黒くするメラニン色素の原料となります。髪の色素細胞であるメラノサイトは、チロシナーゼという酵素を使ってチロシンを黒い色素に変化させます。そのため、チロシンを不足させないことが重要。

チロシンを多く含む食材としては、チーズなどの乳製品、カツオ、マグロ、たらこなどの海産物、アボカド、バナナなどの果物に加え、アーモンドや大豆などのナッツ・豆類、タケノコがありますので、こうした食品を中心に、動物性と植物性のタンパク質をバランスよく摂るのがいいでしょう。特に旬の食材がおすすめです。

このほかに、髪の毛の色素細胞であるメラノサイトを活性化するのに効果的な栄養素として、ヨード(ヨウ素)とアントシアニンの2つがあります。ヨードを含む食材には、とろろ昆布、昆布茶など昆布からできているもの、わかめ、海苔、ひじきなどがあります。昔から『海藻は髪の毛にいい』と言われていたのは、科学的にはこうした意味があったのですね。アントシアニンは、イチゴ、ブルーベリー、ナス、黒豆、紫キャベツ、黒ゴマ、赤ジソ、アシタバなど、色が濃い食材に豊富に含まれています。

白髪の予防・改善には、まずは5大原因の一つである栄養不足を解消することが先決です。その中で、こうしたメラニン色素の生成を促す食材を、積極的に摂取していきましょう。

なお、これらの栄養素はサプリでも補うことができますので、上手に利用してください」

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昆布や海苔などの海藻は、やはり髪の健康に良かった

辻さんが『白髪は防げる!』で紹介している白髪対策法は、上で述べた事柄にとどまらない。洗髪や睡眠など全方位的に取り上げており、しかも、実行が容易なものばかり。いきなり全部を一気に始めるのは難しいと思うが、できることから徐々にやっていくとよいだろう。その努力は、あなたを裏切らないはずだ。

辻敦哉さん プロフィール
1979年、埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ。東京文化美容専門学校、ロンドンTONI & GUYアカデミー修了。美容業界を経て、浦和にヘッドスパ専門店「PULA」をオープン。95%以上の人たちの髪のコンディションを改善して超人気店となり、半年以上予約が取れないほどに。神戸、岡崎、宇都宮などにも出店し、店舗数は日本最多のヘッドスパ専門店となる。アジアの優れた企業家に贈られる「アジアゴールデンスターアワード2017」で、日本人で2人だけのマスター大賞を受賞。『世界一簡単な髪が増える方法』(アスコム)などの著書がある。

コッツフォード良枝院長 プロフィール
銀座禅クリニック院長。山梨大学医学部卒業。国際医療センター国府台病院を経て、日本医科大学麻酔科学講座に入局。2011年から皮膚科、美容皮膚科、美容外科に従事。フジテレビ『バイキング』、毎日放送『林先生が驚く初耳学!』、テレビ東京『なないろ日和!』などメディア出演多数。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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