
南米チリ北部のアタカマ地方にある銅山の採掘場近くで、幅25メートル、深さ200メートルの巨大な陥没穴が出現した。
穴の存在が確認されたのは7月下旬で、恐怖に怯える地元の人々は、この穴がどんどん大きくなっていると主張している。
なぜ巨大な陥没穴が出現したのかは今のところ原因不明で、チリ当局は専門家チームを派遣し調査を進めている。
【他の記事を見る】トラックが通過後、突如道路に出現した陥没穴。その穴に飲み込まれた母娘の車(ブラジル)
Chile sinkhole: Mysterious giant sinkhole found in Tierra Amarilla, Chile
チリの採掘場近くに巨大な陥没穴
チリ北部、アタカマ地方のティエラ・アマリラ市の、アルカパローザ銅山に近い採掘場で、7月下旬、原因不明の陥没穴が発見された。
穴の大きさは現在、幅25m、深さ200mだが、徐々に大きくなっているという。
クリストバル・ズニガ市長は以下の報告を行った。
7月30日、アルカパローザ鉱山に近い地域で発生した陥没穴について、市民から苦情がありました。
この地域は採掘場があり、鉱床に囲まれていることから、更なる事態の悪化が懸念されています。陥没穴は未だ成長しており、以前にはまったくなかったものです。

いまだ原因は不明
アタカマ地方当局の地質専門家、ジェラルド・タピア氏は、国立地質鉱山局に陥没穴が出現した理由を明らかにするよう命じたと伝えられている。
幸いにも負傷者は出ておらず、当局は穴の監視を続けている。
8月1日、鉱山の所有者であるカナダの採掘大手企業、「ルンディン・マイニング」社は、この地域での採掘作業を中止したことを発表した。
陥没穴発見後、この地域は直ちに隔離され、関連する規制当局の監視下に置かれており、原因究明を行っているところだ。

地球上にボコボコと開いていく陥没穴だが、大きく空いたその穴の多くは、きっちりとした円形をしていることもミステリーだ。
自分が今いる場所が突然地崩れを起こし、陥没穴になってしまったらと想像すると、凄い恐怖を感じる。
References:Scientists Are Investigating A Giant Mysterious Sinkhole That's Still Growing/ written byparumo
・あわせて読みたい→シベリアで偶然発見された深さ50メートル以上の巨大な穴。永久凍土が溶け地下にたまったメタンが爆発か(ロシア)
パルモ