
GOTYで『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』と激突! 新作オープンワールド『Starfield』今年の覇権をめぐる論争が勃発 (C)PIXTA
9月6日にリリースされた新作オープンワールドRPG『Starfield』(スターフィールド)が、世界中で大きな評判を呼んでいる。奇しくも2023年は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(ティアキン)をはじめとして、大作ゲームが次々リリースされているため、“覇権争い”が熾烈を極めている。
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同時接続プレイヤー数が100万人突破
「Starfield」は、『The Elder Scrolls V:Skyrim』や『Fallout 4』などを手掛けてきたベセスダ・ソフトワークスによる新たな挑戦。自由度の高い宇宙探索ゲームとなっており、プレイヤーは宇宙探検家集団「コンステレーション」のメンバーとして、広大な銀河を駆け巡っていく。
自由度の高さに加えて、途方もないゲームボリュームであることも大きな特徴。ゲーム内には広大なマップが用意された1,000以上の惑星が存在しており、その規模は太陽系どころか銀河系にまで及んでいる。
対応ハードはXbox Series X/SとPCに限られているのだが、両プラットフォームでの同時接続プレイヤー数は最高100万人を突破したとのことで、近年稀にみる大ヒット作となりそうだ。
We're thrilled to see how much you're enjoying #Starfield – the Settled Systems would be nothing without its most intrepid explorers. pic.twitter.com/mYjnvKDWQs
— Starfield (@StarfieldGame)
September 6, 2023
from Twitter
「毎年、1年でもっともすぐれたゲームを表彰する『Game of the Year』(GOTY)がさまざまな海外メディアで発表されていますが、『Starfield』は早くもその最有力候補として名前が挙がっています。
最大のライバルとなりそうなのが、任天堂の大作オープンワールドである『ティアキン』。シリーズ前作にあたる『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、主要4メディアによる“4大GOTY”を制覇したので、最新作の注目度もかなり高いと言えるでしょう。
とはいえ、ベセスダも『Skyrim』によって2011年に4大GOTYを制覇した過去があります。どちらが勝ってもおかしくないデッドヒートが繰り広げられそうです」(ゲームライター)
覇権ゲーム論争の蚊帳の外にされるタイトルも
SNS上では、ド本命である両タイトルを比較して今年のGOTYを論じる声も多い。
「『Starfield』は色々と不親切な作りなので、ライト層にとってはハードルが高いかもしれませんが、ゲームに残るほどの“新しい傑作”であることは間違いないでしょう。それに対して『ティアキン』は圧倒的な完成度を誇りますが、『ブレワイ』の延長線上にあるゲームなので、新規性という意味では若干不利かもしれません。
他方で、日本ではまったく話題になっていないものの、海外ではファンタジーRPG『Baldur’s Gate 3』(バルダーズ・ゲート3)も有力視されています。意外な伏兵によって予想が覆される可能性もありそう」(同)
今年出た大作ゲームといえば、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジーXVI』(FF16)も話題作ではあるだろう。しかし今のところ、覇権ゲーム論争では蚊帳の外といった印象だ。
世界で戦える日本のゲーム会社は、今や任天堂しかなくなってしまったのだろうか。
文=「まいじつエンタ」編集部
【画像】
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