元衆議院議員・金子恵美「お腹の大きい私に、バーンって書類を叩きつけて...」“妊娠中”に遭ったパワハラ・マタハラを明かす

元衆議院議員・金子恵美「お腹の大きい私に、バーンって書類を叩きつけて...」“妊娠中”に遭ったパワハラ・マタハラを明かす

  • TOKYO FM
  • 更新日:2020/10/21
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声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。この日のテーマは「パワハラ」。ゲストに元衆議院議員の金子恵美(かねこ・めぐみ)さんを迎え、“国会議員のパワハラ実態”を伺いました。

(写真左から)鈴村健一、金子恵美さん、ハードキャッスル エリザベス

新潟県生まれの金子さん。大学卒業後、新潟放送勤務を経て、2003年「ミス日本」関東代表に選出。2007年には新潟市議会議員選挙に立候補し、当選。新潟県議会議員を経て2012年に、衆議院議員に初当選しました。10年間の議員生活を経て、昨年10月、政界引退を表明。現在は企業顧問、テレビのコメンテーターなどを中心に活動しています。

*  *  *

◆議員×秘書…パワハラの実態は?

鈴村:本日のテーマは「パワハラ」。リスナーが実際に見た・経験したパワハラについて伺っています。国会議員ですと、秘書へのパワハラが度々話題になっています。金子さんは“秘書へのパワハラ”を見聞きしたことはありますか?

金子:はい、あります。国会内でもありますし、トイレに秘書を呼びつけて、叱りつけている場面も。

あとは、秘書に対してだけではなく、議員と官僚の関係でもありますね。思うように動かない官僚に対しては、呼びつけて叱りつけて(いる人も)。“もう1回違う法案を持ってこい”とかですね。言葉遣いも非常に厳しい方もいますね。

鈴村:なぜ、そのようなことが起こるのですか?

金子:“国会議員として国家のために尽くしたい”という思いがあり、そのモチベーションや気持ちを(他者に)求めることがあると思うんです。ただ、自分と同じ能力を求めすぎてしまって、配慮が欠けているのかなと。秘書には秘書のペースもありますので。

あと、政治家は選挙で勝たなければいけません。“生きるか死ぬか”の選挙をして、地域の方々に支持してもらう上で、マイナスになるようなことを秘書がしてしまうと、議員としては“何やってくれたんだ”“マイナス点を作るな”という気持ちなり、厳しい言葉遣いをしたり、態度に出てしまうのではないかと思います。

鈴村:要因の1つとしては、常に張り詰めた感じがあり、ちょっとしたほころびが、大きな傷に繋がってしまう可能性がある……ということですか?

金子:そうですね。私は今、議員ではなくなったからこんなふうに言っていますけど、議員時代は秘書や支持者の方に対して、“こんな言い方をするべきではなかったな”ってことを今、反省を込めて言っています。でも、勝たなければいけない選挙となると必死ですからね。皆さん形相を変えて、鬼の形相でやりますので。

◆「お前たち馬鹿2人のせいで迷惑をこうむっているんだ!」

鈴村:国会議員同士のパワハラもありますか?

金子:はい。私自身はパワハラであり、マタハラがありました。妊娠時期に、夫(元衆議院議員・宮崎謙介)が“育休宣言”をしたんです。それが賛否両論というか、むしろ否が多かったです。

特に自民党内というか、先輩議員に呼びつけられて、「お前たち馬鹿2人のせいで迷惑をこうむっているんだ!」って怒られたんです。これは、ふざけた話ではなくて、政策として真面目に問題提起しているにもかかわらず。さらに、お腹の大きい私にバーンって書類を叩きつけたんですよ。驚きました。その方は男性でしたけど。そういったことは私だけではなくて、妊娠に関係なく、他の方々をしかりつけるときも(ありましたね)。“上だから言っていい”という態度なんですかね。

鈴村:パワハラが起こるときって、“自分が絶対的に正しい”と思っている人が、そうじゃない意見に対して攻撃的になるイメージがあるんですけど、今のお話もそうですよね?

金子:そうですね。その議員の方は、育休宣言や育休自体に対して“否”の意識がありました。世論のなかの批判の声を、“これは自民党にとってマイナスに作用するんじゃないか?”と。大局的に見ることができず、自分の考えだけに固執すると、それが“許せない”になって、そういう行動になってしまうのだと思います。

鈴村:民主主義の根幹がぶれている気がしますけどね。

金子:政治がそこを失ってしまったら、日本の政治が民主主義ではなくなってしまいますので、いろんな声があがるのは、本当にその通りだと思います。

◆凝り固まった考え方は、簡単に変わらない

鈴村:パワハラの話から少しズレるかもしれませんが、“育休”は今、国が推進しようという話になっていますよね? その上で、なぜそんなことが起こるのか、僕はちょっと理解できないんですけど。

金子:その方には、固定概念というか観念がありました。正直、政治家のなかでは、まだまだ世代の差があります。自分で子育てをしていなくて、奥様がしていた時代の方だと、いくら言っても、考え方は簡単には変わらないみたいです。

鈴村:世の中は、“男性も育児をしよう”という流れなのに?

金子:そこの実態が見えていなくて、自分の考えだけで凝り固まっているんだと思います。

鈴村:国会のなかでは、そういうことが起きていたんですね。

金子:そうなんですよね。

【番組概要】
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one

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