人生で「お金をドブに捨てた経験」を聞いてみた 「ダイエット300万円」「パチンコ1500万円」「学費1億円」

人生で「お金をドブに捨てた経験」を聞いてみた 「ダイエット300万円」「パチンコ1500万円」「学費1億円」

  • マネーポストWEB
  • 更新日:2022/11/25
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覆水盆に返らず(写真:イメージマート)

なるべく節約生活を心がけようと思っていても、長く生きていれば一度や二度はあるのが、「お金をドブに捨てる」ような経験。それを肥やしに出来るか、似たような経験を繰り返すかが、人生の大きな分かれ目となるだろうが、一口に「ドブ」と言っても、その内容は千差万別だ。人はどんな時、お金をドブに捨てたと感じるのだろうか。そのリアルな声を聞いてみた。

【写真】英会話教室に通って大損した人も

まず、“王道”といっても良いのがダイエット関連。20代の頃から、7キロほど増えた体重がなかなか戻らないと悩むHさん(パート・30代/女性)はいう。

「食べ物、運動、『飲むだけ』『着るだけ』『○分間で』など、とにかくあらゆるダイエットというダイエットをしてきました。本だけでも数十冊、サプリメント、健康器具、ヨガ、ジム……計算したことはありませんが、人生で200万~300万円は費やしたはずです。

友人には『それだけ投資してきたから、そのぐらいで済んでいるのよ』と言われますが、それならダイエットに投じたお金で旅行でも行けば良かったと思うばかり。ムダだと分かってるはずなんですけど、新しいダイエットが出ると飛びついてしまいます」(Hさん)

こうなると“金ドブ”というよりは、もはやダイエットが趣味といった方が良いのかも。

そして、ダイエットと並ぶ“鉄板”がギャンブルだが、こちらはケタが違ってくる。10代の頃からせっせとパチンコ屋に通ってきたIさん(会社員・40代/男性)は、パチンコ屋にいくら投じたか「考えたくない」という。

「10代の頃から、趣味といえばパチンコ。週に2回、年100回として、平均すると1回あたり5000円ぐらいのマイナスなので、年50万円、通算で1500万円くらい負けてると思います。パチンコ友達とはよく、『(パチンコ屋の)ウォシュレットが新しくなったろ? オレが払ったんだよ』『入り口の柱はオレが建てたんだよ』なんて冗談を話していますが、まぁバカですよね」(Iさん)

本人が納得ずくなら金ドブではないかもしれないが、客観的に見ればムダの極みだ。

一方、向学心や向上心が金ドブに結びつく場合も多い。Nさん(会社役員・70代/男性)は十数年前、英会話教室に通って大損したと語る。

「仕事をセミリタイアし、時間がたっぷり出来たので、錆びついた英語力をもう一度磨こうと、当時バンバンCMをやっていた英会話教室に通い始めました。クラス分けの試験では『発音がキレイですね』と褒められていい気分に。受講チケットは回数が多ければ多いほど安くなると聞かされ、一番多い回数券を購入。しかしその後、体調を崩して英会話どころではなくなり、挙句の果てにその英会話教室が潰れてチケットは紙くずになりました」(Nさん)

それでもNさんは、何回か英会話を楽しめただけマシかもしれない。Sさん(40代/男性)はただひたすらお金をムダにした。

「大学4年の時、就活が終わり、自動教習所に通うことにしました。友達から『今のうちに取っておかないと、取るチャンスがない』と言われ、その通りだな、と。しかし夏休みは遊びまくってしまい、後期に入ったらゼミ活動、卒論、内定企業からの課題……気が付けば免許を取れないまま4月になり、教習所に払い込んだ30万円近くのお金は完全にムダになりました」(Sさん)

車検が終わった直後に廃車に…

額としては少ないが、ショック度が極めて高いのはYさん(40代/男性)だ。

「私の仕事は内装業で、現場にはいつもライトバンで出かけますが、バカにならないのが駐車場代です。年間数十万円は払っている計算になりますが、それより怖いのがうっかりミス。最後に精算する時、今まで何回、隣の車の料金を払ってしまったことか……。疲れていたり、辺りが真っ暗だったりすると、つい間違えちゃうんですよね」(Yさん)

不可抗力としか言いようがないものの、それなりの大金が一瞬にして消えたのはTさん(30代/女性)だ。

「今年の5月、車検が終わって車を取りに行き、ディーラーから出て500メートルぐらいのところで、後ろから軽トラックに派手に突っ込まれました。結局、そのまま車は廃車です。過失はゼロでしたが、車が古かったので、補償額は雀の涙ほど。車検にかかった十数万円は捨てたようなものです。“せめて車を持って行く時だったら”と、今でも悔しくて……」(Tさん)

最後に今回取材した中で出てきた“ケタ外れの金ドブ”を紹介しよう。その当人の同級生で医師のAさん(40代/女性)が語る。

「私と同じ大学にいたXさんの話です。最初、Xさんは私の1年先輩でしたが、留年して同級生に。しばらく同級生でしたが、さらに留年して後輩になり、結局4回留年しました。私立の医学部ということで、学費は年500万~600万円かかるため、留年だけで2000万円は余計にかかっている計算になると思います。

それでも卒業したXさんでしたが、国家試験は不合格。国試浪人向けの塾に通い始めましたが、この授業料が年間250万円ほどする。しかしXさんは翌年も翌々年も落ち続け、結局10年以上落ち続けたところで医者になるのは諦めました。計算すると、大学の学費は7000万~8000万円、国試浪人向けの塾の費用が少なく見積もっても3000万円ですから、合計は軽く1億円オーバー。ウチの医大ではXさんは“伝説の男”です」(Aさん)

金額の多寡はあれ、「お金をドブに捨てる」ような経験をしたことがある人は少なくない様子。覆水盆に返らずだが、同じような経験は二度としたくない、と思う人がほとんどだろう。(了)

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