
福島テレビ
9月19日は福島県でまたも局地的な大雨となった。視界が悪くなるほど激しい雨が降ったいわき市では、雨雲が沸いた午後3時前後の1時間雨量は小名浜で31ミリ、平で26.5ミリを観測。いわき市小名浜では、冠水した道路を車が走行し水が歩道側へと波打っていた。
さらに、いたるところで落雷が発生。いわき市では一時約3100戸が停電した。
大雨は台風13号の被災地でも降り、いわき市内郷地区では16日に続き台風で被災後2度目の冠水が発生した。内郷宮町の榊原好則さんは、自宅の片付け作業中に大雨と雷が鳴り始めたという。「バケツひっくり返したような雨でしたよ。雷が鳴って、たちまちのうちに。雷の音がすごいんですよ」と当時の様子を語った。雨が降るたびに作業は進まず、この先の復旧にも不安を抱いている。
この雨で、いわき市常磐湯本の道路では斜面の土砂が崩れが発生、道を塞いだ。
交通機関にも影響が出ていて、JR常磐線では湯本駅から内郷駅の間で土砂が流入し、9月19日午後6時時点も運転再開の見通しが立っていない。
大気が不安定な状態は19日夜遅くまで続くとみられていて、土砂崩れや浸水にも注意が必要。