世界最速の量産EV リマック「ネヴェーラ」日本初公開 トータル1912馬力の4モーターEVは世界限定150台のハイパーカー

世界最速の量産EV リマック「ネヴェーラ」日本初公開 トータル1912馬力の4モーターEVは世界限定150台のハイパーカー

  • VAGUE
  • 更新日:2023/09/19

車両価格は200万ユーロ(日本円で約3億1600万円)+税+諸費用

クロアチアに拠点を持つEVメーカー RIMAC Automobili(リマック・アウトモビリ社)のハイパーカー「Nevera(ネヴェーラ)」が日本初上陸、発表会が開催されました。

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日本初公開されたリマック「ネヴェーラ」

リマック社は2011年に創業した新興EVメーカーで、2016年に初めて「コンセプトOne」を発表、限定7台で販売されました。その後2018年のジュネーブショーでネヴェーラ(当時はコンセプトTwoという車名)を世界初公開、2022年からネヴェーラの納車が始まっています。生産は限定150台となり、今後は年40台というペースで生産されます。

【画像】世界最速のハイパーカーは時速412km/h! リマック「ネヴェーラ」を写真で見る(30枚)

今回日本で初公開されたネヴェーラは、フロントおよびリアに2基ずつ、計4基のモーターを搭載するハイパーEVです。

トータル出力は1914馬力・23340Nmを発生、0−100km/h加速は1.81秒、最高速度は256mph(約412km/h)というパフォーマンスを発揮します。0−130km/h加速では平均1.3Gに達するといいます。

またWLTPモードでの航続可能距離は490kmで、公道走行も可能です。

カーボンファイバーモノコックを採用していますが、これは業界で最大の単一のカーボンファイバー部品で、その重さはわずか200kgといいます。

このネヴェーラは、ドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)では7分5秒298というタイムを叩き出し、量産EVとして最速の記録を更新しています。さらに「世界でもっとも加速が早い量産車」「世界でもっとも速い量産EV」など、23もの世界新記録を樹立しています。

ドライブモードは「レンジ」「クルーズ」「スポーツ」「トラック」「ドリフト」から選択可能で、さらに「カスタム」モードで自分好みのセッティングで走ることも可能です。

発表会ではドリフトモードで走行するビデオも流されましたが、このドリフトモードは前輪と後輪のタイヤの差動ホイールスピン量を調整することで、タイヤの白煙の量も調整できるといいます。

リマック社の創業者であるマーティン・リマック氏は「我々はネヴェーラを、一般道でも速く楽しいクルマにしたかったのですが、同時に高速でも安定したクルマにしたかったのです。高速で走ることだけが楽しいのではなく、グリップ限界で走る楽しみもある。シャシとステアリングを通して道路を感じること、これを追い求めました。高速での安定性と機敏性の両立を追求したのです」とコメントしています。

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気になる車両価格ですが、200万ユーロ(日本円で約3億1600万円)からとなります。これに豊富なオプション類、さらに消費税や登録諸費用などを含めると4億円近くになることもありそうです。

ネヴェーラの日本における販売は、日本発信型のオークション事業や輸入・販売事業をおこなう株式会社BINGOが担当するといいます。すでに日本でも数台の予約注文が入っているそうです。

VAGUE編集部

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