チョーキューメイ、斬新なポップセンスはどこから生まれる? バンド結成から革新的EP『LOVEの飽和水蒸気量』ができるまで

チョーキューメイ、斬新なポップセンスはどこから生まれる? バンド結成から革新的EP『LOVEの飽和水蒸気量』ができるまで

  • Real Sound
  • 更新日:2023/01/26
No image

2023年、最高のブレイク候補であると断言したい。

4ピースバンド・チョーキューメイが3rd EP『LOVEの飽和水蒸気量』をリリースした。1stフルアルバム『するどいささくれ』が“タワレコメン”(タワーレコードスタッフによるレコメンド企画)に選出されるなど、徐々に注目を集めてきた4人。リード曲「故のLOVE」、ドラマ『最終列車で始まる恋』(メーテレ)主題歌「最終列車で君に会いにゆく」などを収めた本作は、このバンドの独創的なポップセンス、卓越したアレンジ力と演奏力がバランスよく共存した作品に仕上がっている。特に濃密な感情表現を携えた麗(Vo/Gt/Vn)のボーカルは、大きなインパクトとともに波及していくことになるだろう。

チョーキューメイ「LOVEの飽和水蒸気量」トレーラー

リアルサウンドでは、メンバーの麗、空閑興一郎(Dr)、れんぴ(Key)、藤井ごん(Ba)にインタビュー。バンドの成り立ち、楽曲制作のスタイル、EP『LOVEの飽和水蒸気』の制作などについて語ってもらった。(森朋之)

「正直ジャンルとかはどうでもよかった」(麗)

ーーチョーキューメイの結成は2020年梅雨頃。どんな経緯で集まったメンバーなんですか?

麗:2020年の春に高校を卒業して、音楽系の専門学校に行く予定だったんですけど、コロナで2カ月くらい学校がはじまらなくて。バンドかどうかはともかく、自分の音楽を作る場所が欲しいと思って、メンバーを集めたんです。

ーー麗さんと藤井ごんさんは同級生なんですよね。

藤井ごん(以下、藤井):はい。

麗:高校も専門も同じです。高校のときに一緒にバンドをやっていて、大会に出て優勝したこともあって。チョーキューメイの最初のベースは私の親友の女の子だったんですけど、彼女が辞めることになって、2021年の秋にごんを呼び戻しました。

藤井:高校の頃は音楽初心者だったので、歌が上手いことくらいしかわからなくて。最近は「すごい才能だな」と思っています。

麗:ありがと(笑)。れんぴも高校の頃から知ってて、ちょっとだけバンドをやったことがあって。

れんぴ:はい。そのときのバンドは別のリーダーがいたので、麗の曲はやってなかったんですけどね。

麗:うん。卒業してから共通の知り合いのライブでたまたま一緒になって、なぜかポケモンをやるようになって(笑)。夜な夜なポケモンをやってるときに、「バンドやらない?」って誘ったら「えーで」って。前のバンドではポテンシャルを活かせてなかったし、れんぴの本気を見たいという気持ちもありましたね。

ーードラムの空閑さんは、少し年上なんですよね。

空閑興一郎(以下、空閑):麗さんの8つ上ですね。麗さんがメンバーを探しているときに、僕が知ってるライブハウスのスタッフに相談してたみたいで。自分も前のバンドが解散したばかりだったので、紹介してもらったんですよ。それが2020年の2月かな。麗さんはまだ高校生だったから、「高校生とバンドやるかも」と周りの人に言ってました(笑)。

ーーバンド加入を決めたのはどうしてなんですか?

空閑:YouTubeにアップしていた麗さんの弾き語り音源を聴いたときに、「もっと楽器の音があったほうが映えるだろうな」と思って。しかもいろんな曲調があったので、自分のやりたいことも活かせるかなと。

ーー確かにチョーキューメイの音楽性はすごく広いですよね。みなさんのルーツはどんな感じなんですか?

れんぴ:家族が音楽好きなんですよね。父親がギター、姉がピアノをやっていたんですけど、小さい頃からフュージョンやR&Bがよく流れていて。自分でピアノを弾き始めてから、だんだん子供の頃に聴いていた音楽が耳になじんできたんですよ。

麗:私は小学生のときにボカロを聴き始めて。トーマさん、n-buna(ヨルシカ)さん、sasakure.UKさんなどの曲が好きでしたね。

ーーかなり世代が広いですね。

麗:どちらかというと、古い曲のほうが好きかもしれないです。ボカロ系はボーカロイドを使っているという共通点があるだけで、音楽性の幅は広いじゃないですか。ジャンルの垣根を超えているのもよかったんですよね。バンドだとamazarashiとか。チョーキューメイの音楽性に直接反映されているわけではないですけど、歌詞の精神性には影響を受けてると思います。

空閑:自分は中学、高校が吹奏楽で、大学も打楽器でクラシック系に進んで。ジャズ研に入るつもりだったんですけど、部室が同じだった軽音楽部に引き込まれて、ゆらゆら帝国とか、アングラ寄り、インディー寄りのバンドをコピーしていました。

麗:電グル(電気グルーヴ)も好きでしょ。

空閑:最近は生楽器が入っていない音楽を聴くことが多くて。気分によって違うんですけどね。今日はKOTORIを聴いてたし、ジャンルは決まっていないので。

藤井:私は今も昔もアニソンが好きですね。それこそいろんなジャンルがあるので。アーティストや作曲家というより、「この曲が好き」という感じで聴いています。

ーーかなりバラバラですね。

麗:そうなんですよ(笑)。れんぴもボカロ系を聴くし、ゴンと趣味が近いところもあるんですけど、それぞれ個性があるというか。バンドを作るときも、正直ジャンルとかはどうでもよくて。前提として自分と仲良くなれる人、自分の意思がありそうな人に声をかけたら、結果的にバラバラになっていました(笑)。

「たまに収拾がつかなくなる(笑)」(れんぴ)

ーー演奏力も基準になったのでは? チョーキューメイの曲は、演奏力がないと成立しないと思いますが。

空閑:どうなんだろう(笑)?

麗:そんなにこだわっていなかったんですけどね。最初は初心者の親友にベースを弾かせようとしていたくらいだから。集まってみたら、みんな上手かったというか。

れんぴ・藤井・空閑:(笑)。

麗:デモ音源は私が作るんですけど、みんなが曲を拡大解釈してくれるんですよ。なので結果的に、演奏力が高いように聴こえるのかも。

空閑:アレンジしていて誰かが面白いことをやりはじめると、みんながついていっちゃうんですよ。

れんぴ:たまに収拾がつかなくなります(笑)。

ーー麗さんのデモをもとに、全員でセッションしながらアレンジを作っていくんですか?

麗:そうです。グループLINEでデモ音源を送って、次のスタジオで“せーの”で演奏して。

れんぴ:かなりアナログですね。

空閑:仮に誰かがアレンジを組み立てたとしても、演奏しているうちに離れていくだろうし。

藤井:そうだね(笑)。

麗:もちろんこだわっている部分はあるし、「このパートはこうしてほしい」と言うこともあるんですけど、それ以外はみんなの個性を尊重したくて。このやり方で行き詰ったことはそんなにないですね。

ーー曲を作っている段階で、「こんなサウンドかな」と思い描いているものと違ってもOK?

麗:自分の理想像を強く持ちすぎると、それができなかったときのギャップにやられちゃうと思うんですよ。“いい作品を目指しすぎた結果、何にもできなかった”というのはイヤだし、とりあえずみんなの力を借りて形にしようと。悪い言い方をすると諦めかもしれないけど、曲ができるたびに「これが運命だったんだな」と思ってます。それがバンドの個性にもつながるだろうし。

ーー結成した頃はコロナの影響でライブ活動はできなかったと思いますが、そのぶん、バンドのクリエイティブを磨いていたんでしょうね。

麗:そうですね。コロナ禍もそうだし、メンバーの性格的にも「ライブをどんどんやろう」という感じではなかったので、まずは音源を早く出そうと。結成して1カ月でレコーディングをはじめて、(1stシングル)『教えて』を出して。MVも最初は自分たちで作っていたんですけど、制作に集中できるのはラッキーだなって前向きにとらえてました。その後もどんどんリリースして、バンドの認知が広まると同時に、少しずつライブもやれるようになって。

空閑:ちょうどいい感じです。そこまで狙っていたわけではなくて、“たまたま”ですけど(笑)。

「全員この曲が好きだから、こだわりがぶつかった」(空閑)

ーー2023年最初のリリースとなるEP『LOVEの飽和水蒸気』も素晴らしいです。まずリード曲の「故のLOVE」ですが……。

麗:(食い気味に)いいですよね!

れんぴ・藤井・空閑:(笑)。

麗:「故のLOVE」をリードにしたくて、EPのタイトルやジャケットもこの曲に寄せたんですよ。

ーー麗さんが「故のLOVE」を推したい理由は?

麗:自分たちにとっても斬新というか、新しい試みが多いんですよ。歌詞に関して言えば、“LOVE”という直球な言葉を自分から使ったことはなくて。タイアップ曲の「3月の花嫁」(ドラマ『あせとせっけん』(MBS)主題歌)はドラマの内容に沿って書いたラブソングなんですけど、「故のLOVE」は全部、私から発生しているんですよ。主人公はちょっとツンデレな女の子で、“LOVE”がクサくならないような歌い方にも挑戦しました。あとは中学生でもわかるような言葉で、意味が深そうで深くない感じも意識してました。

空閑:いい曲だよね。アレンジはかなり難航したんですよ。全員この曲が好きだから、こだわりがぶつかってしまって。

麗:サビからダンスビートになるんですよ。私は「最初からダンスビートがいい」って言ったんだけど、結局、Aメロは違うリズムになりました。

ーーリズムチェンジも特徴的だし、凝ってますよね。

空閑:そうなんですよ。

藤井:難しかったですね。ベースはベースの仕事をしようと思って……。

麗:スラップとかではなくて、まさにベースみたいなことをしてますね(笑)。

藤井:ベースまで何かやったら、崩壊しそうだったので。

れんぴ:そのぶん最後のほうはかなり弾いているけどね。

藤井:ずっと我慢したぶん、最後くらいはやりたいように(笑)。

ーーメンバーのこだわりがせめぎ合ってるんですね(笑)。この曲もそうですが、アジア的なメロディも麗さんの個性なのかなと。

麗:それ、けっこう言われるんですけど、自分ではまったくわからないんですよ。“アジアっぽい”の概念もわからないし、ギターのコードの兼ね合いで美しいメロディを探しているだけなので。余計なことを考えすぎて、“狙ってる”みたいになるのもイヤなんです。ありのままの自分を発信したいと思っているし、それがメロディにも自然と反映されているのかも。

チョーキューメイ 『心を照らせ!』 MV

ーー「心を照らせ!」はファンキーなベースからはじまるダンサブルな楽曲。そして「最終列車で君に会いにゆく」は、抒情的で力強いピアノを軸にしたソウルフルなナンバー。楽曲によってまったくジャンル感が違いますね。

麗:その2曲はいつもとは違う作り方だったんですよ。まず「心を照らせ!」は、コード進行とビートを決めて、みんなでセッションしながら作ったんですよ。

れんぴ:“キメ”の部分だけは持ち帰って考えて。

麗:うん。構成が複雑になってきたら、ホワイトボードに書いて整理しました(笑)。

ーーやっぱりアナログですね(笑)。「最終列車で君に会いにゆく」は?

麗:れんぴがワンコーラス作ってくれて、それをもとにみんなで続きを作ったんですけど、それも初めてのやり方だったんですよ。

れんぴ:ドラマ(『最終列車で始まる恋』)の主題歌なので、耳当たりのいいものを意識しながら、面白い転調や小技をどこまで入れられるかーー自分では“いたずら”と呼んでいるんですけどーーを考えて。

麗:どこまで僕(れんぴ)の趣味を出そうか、って(笑)。歌詞はドラマに寄り添ってますね。〈最終列車〉というワードだったり、ドラマティックな出会い方をヒントにしながら、言葉を手繰り寄せると言いますか。専門学校でも作詞の授業があったので、活かされているところもあるかも。

ーー歌詞によって演奏のニュアンスに影響することも?

藤井:どうでしょうね? 「ここを聴かせたい」という部分は自分なりに気をつけていますけど。

「(音楽は)生きた証みたいなところもあります」(麗)

ーーデジタルシングルとしてリリースされた「溶けた魔法」は麗さん、空閑さんのツインボーカル。〈一生このままでいいよ 二人きり〉というフレーズもそうですけど、濃密なラブソングですね。

麗:夏にリリースする曲だったので、初夏の雰囲気だったり、汗を乾かすような風をイメージしていましたね。歌詞の内容としては、離れているけどつながっている二人を表現したくて。私のほかにもう一人の存在が必要だと思ったので、空閑さんに歌ってもらいました。爽やかなんだけど、じつは深い曲なのかな、と。

ーーそういう説明、制作のときもしてるんですか?

麗:しません(笑)。

空閑:こういうインタビューの場で初めて聞く話もありますね。「そうだったの? まあ、そういう曲になってるからいいか」みたいな(笑)。

麗:デモ音源を送るときも、特に説明はしていないんですよ。アレンジしているときにあまりにもイメージと違うときは、「やれやれ」って感じで説明してます。

チョーキューメイ 『溶けた魔法』 MV

ーー「ただいま」は、ピアノのバッキングと切ないメロディの響きが素晴らしいな、と。

麗:よかったね、れんぴ。

れんぴ:ありがとうございます(笑)。

麗:「ただいま」は雪の情景と、“家族は必ずしも尊いだけではない”という気持ちの主人公を描きたくて。マイナーコード全開のデモに、れんぴがピアノのリフを付けてくれました。主人公の気持ちの変化とともに曲が進むので、同じ展開は2度と来ないですよ。人生と同じです。

空閑:そうだね(笑)。この曲も全員で「ここで盛り上がりがほしいよね」とか「違うメロディを挟んだほうがいい」みたいな意見を出し合って。楽器隊が遊びながら弾いたフレーズがそのまま使われているところもありますね。

ーーいきなりジャズになったりしますよね。

麗:EPのなかに1曲くらい、そういう曲があってもいいのかなと。そのほうが自分たちも聴いている人も飽きないと思うし。

ーーなるほど。ちなみにこの歌詞で描かれてる家族観には、麗さんの実体験も反映されているんですか?

麗:え、どうだろう? ここまで悲観的ではないけど(笑)、すごくいいものだとも思ってないという感じですかね。バンドをはじめた頃は18歳だったので、その時期ならではの感情もあったんだけど、自分も年を重ねて……。21歳なんですけど、自分で家庭を持っている友達もいるし、「家族ってなんだろう?」とずっと考えているというか。

ーーそういう話もメンバーとするんですか?

麗:そんなにしないですけど、長い時間を過ごしているといろいろわかってきますからね。お互いの闇も見えてきたり。

れんぴ・藤井・空閑:(笑)。

ーー6曲目の「燃え尽きろ君の命」、7曲目「十三月の銀河」はロックバンド然としたアッパーチューン。

麗:最後の2曲は並びにもこだわりました。〈燃え尽きろ君の命 あの彗星よりも早く〉(「燃え尽きろ君の命」)、〈燃え尽きないでよ流れ星〉(「十三月の銀河」)がつながっているのもそうだし、「燃え尽きろ君の命」で描いたことを「十三月の銀河」では、もっと広い視点で見ているところもあって。作った時期はぜんぜん違うんですけど、通じるものがありますね。自分を慰めたり励ます感じで書いた曲も、聴いてくれる人が「励まされてる」と思ってくれたら素敵だなと。とにかくアッパーな気持ちをアッパーなビートに乗せました。

チョーキューメイ『十三月の銀河』MV

ーー2曲とも、目標や夢に対する強い気持ちが伝わってきます。チョーキューメイの活動が始まって約2年半。「このバンドでやっていこう」と決めた瞬間のことを教えてもらえますか?

麗:なるほど。れんぴからいく?

れんぴ:(笑)。バンドが始まってしばらくした頃に、イヤになってしまった時期があって。

麗:要はモチベ(モチベーション)がなかった。

れんぴ:そう。やりたいことがわからなくなっていたんですけど、活動の環境が変わってきて、ようやく楽しくなってきて。もともと僕は(自分の気持ちを)すぐに発信できなくて、なあなあに引き延ばすタイプなんですけど、そのおかげでまた楽しくなったのかなと。この調子で、新しいこと、楽しいことをいっぱいやりたいですね。

麗:“なあなあ”って悪い言い方だけど、楽しくなるまで待てる才能があるってことだよ。

空閑:自分は1枚目のミニアルバム(『約束に守られない』)が出来上がったときですね。客観的に聴いて「これ、すごくない?」と思って。僕は歌詞の好き嫌いのラインがはっきりしてるほうなんですけど、麗さんの歌詞はすごくいいなと。ふだんの生活や言動とのギャップというか、「なんでこの子から、こんなにすごい歌詞が出てくるの?」って。最初の頃は、“テンプレ若い子”だと思っていたので……。

麗:マジで違うから(笑)。

空閑:年が少し離れていることもあるけど、使っている言葉とかもよくわからなかったんですよ。そもそも“れんぴ”って何? って。

麗:確かにチャラいかも。

れんぴ:(笑)。

空閑:なのに歌詞もアレンジもよくて、「これはいけるな」と。打算的かもしれないけど、自分の年齢的にもギリギリだったし、この波に乗らずしてどうする? っていう。

藤井:私はいちばん後から入ったこともあって、最初はフワフワした気持ちだったんですよ。意識が変わったのは、初ワンマン(2022年7月)ですね。たくさん曲をやったんだけど、「もっとやりてえな」って明確に思ったので。

ーー麗さんはどうですか?

麗:続けることしか考えていないです(笑)。でも、そうだな、自分は好きな曲をずっと聴いちゃうタイプなんですけど、好きな曲を自給自足している感じもありますね。チョーキューメイはまだ始まったばかりなので、音楽の方向性が定まっていなくて。もっといろんなことに挑戦できると思っています。自分の成長も歌詞やサウンドに反映されるし、生きた証みたいなところもありますね。つらいこともターニングポイントだし、「ここをスタートにすれば、まだがんばれる」という精神性もあるので……。そこまで等身大のこと歌うタイプではないんだけど、自分の経験や感情を解釈して曲にするのは面白い行為だなと。

空閑:確かに過去の曲を聴き直すと、「この頃の麗さんっぽいな」と感じますね。

「みんなが褒めまくっているなか、ひとりで戦慄してました」(藤井)

ーーチョーキューメイの音楽の軸は、やはり麗さんの歌だと思います。特に感情の表現が素晴らしいと思いますが、麗さん自身はどんなことを意識していますか?

麗:そうですね……。“歌う”っていう言葉を考えてみると、メロディと歌詞が存在していて、そこに歌声が乗って。そのすべてがシンクロしていないといけないし、普段の行動も合っていたほうがいいと思うんですよ。普段から嘘をつくような人は思わせぶりな歌詞が似合うだろうし、そこは矛盾がないほうがいいのかなと。

ーー生活や考え方、性格と、歌の内容や歌い方が重なったほうがいい、と。

麗:はい。レコーディングのときは、歌詞を見ながら歌っています。セリフに近いというか、「ここは悲しく歌ったほうがいいな」とかも自分で決めて。たとえば「故のLOVE」だったら、最初はかわいく、あどけない感じで、ダンスビートになったら巻き舌で歌ってるんです。“LOVE”で殴りにいく感覚(笑)。楽器もそういう表現だから、歌い方も合わせたほうがいいなって。

ーーメンバーのみなさんは麗さんのボーカルに対して、どんな印象を持ってますか?

れんぴ:直感的な勢いもあるし、歌詞に合わせた表現もあって。急に粗削りになったり、いきなり整ったり、聴いていて楽しいですね。ライブでもボーカルを大きめに返してもらっているんですけど、そのときの気持ちやコンディションによっても違うし、どう歌うかが毎回楽しみなんですよ。演奏していても楽しいし、レコーディングもボーカルのRECがいちばんテンション高いです。

空閑:ずっと褒め続けてるよね(笑)。技術的には、まず音域がめちゃくちゃ広くて。例えば裏声で歌ってるパートを「地声で歌ってみて」と言うと、すぐに対応できるんですよ。

藤井:さっきも言いましたけど、私は高校のときも麗とバンドをやっていて。専門学校でボーカルと一緒に演奏したときに、「麗、やっぱりすげえんだな」って思いましたね。このバンドに入ったときも、「すごいな」って。

空閑:総じて“すごい”になるね(笑)。

麗:それを細分化して話してください(笑)。

藤井:今回のEPでいうと、「最終列車で君に会いにゆく」のレコーディングが印象に残ってます。当日まで歌詞とメロディが決まってないパートがあって。

麗:その日の朝方まで考えていたんだけど、全然決まらなくて、「もう諦めていいかな」って(笑)。みんながベーシックを録ってる間に脳内でメロディを考えて、その場で歌詞を書いて、それを歌って。

藤井:それがすごかったんですよ。みんなが褒めまくっているなか、ひとりで戦慄してました。

ーーEP『LOVEの飽和水蒸気量』ではじまるチョーキューメイの2023年も楽しみです。

麗:「故のLOVE」もそうですけど、チョーキューメイはポップ路線が似合っているなと思えたのは大きいですね。ただ、あまりジャンルを狭めるときつくなるので……。

空閑:今の気持ちはポップってことですね。

麗:そうです! 自分たちにとっても革命的なEPになったし、ここから何がはじまるんだろう? とワクワクしてもらえると嬉しいです。

■リリース情報
3rd EP『LOVEの飽和水蒸気量』
【CD】 2023年1月25日(水)発売
¥2,200[税込]・CQM-0003/発売元:神宮前レコード・販売元:PCI MUSIC
https://choqmay.lnk.to/lovenohouwasuijokiryo-cd
【配信】 2023年1月25日(水) 0時より順次配信
https://choqmay.lnk.to/lovenohouwasuijokiryo

《収録曲(全7曲)》
1.故のLOVE
2.心を照らせ! (2022年7月期放送:テレビ大阪・真夜中ドラマ「イケメン共よ メシを喰え」エンディングテーマ)
3.最終列車で君に会いにゆく (2023年1月放送:メ~テレ60周年ドラマ「最終列車で始まる恋」主題歌)
4.溶けた魔法
5.ただいま
6.燃え尽きろ君の命
7.十三月の銀河

■ツアー情報
チョーキューメイ『LOVEの飽和水蒸気量』ツアー
<名古屋公演>
■日程:2023/2/11(土・祝)
■時間:OPEN/ 18:00 ・ START/ 18:30
■会場:RAD SEVEN
■出演:チョーキューメイ / ペンギンラッシュ
■問合せ : RAD SEVEN / TEL:052-253-5936

<大阪公演>
■日程:2023/2/12(日)
■時間:OPEN/ 18:00 ・ START/ 18:30
■会場:Live House Pangea
■出演:チョーキューメイ / (夜と)SAMPO
■問合せ : Live House Pangea / TEL:06-4708-0061

<東京公演>
■日程:2023/2/18(土)
■時間:OPEN/ 18:00 ・ START/ 18:30
■会場:Shibuya eggman
■出演:チョーキューメイ(ワンマンライブ)
■問合せ : Shibuya eggman / TEL:03-3496-1561

【チケット料金】  3,500円(税込・入場時ドリンク代別途必要)/スタンディング・整理番号付き
主催:UNIVERSAL MUSIC ARTISTS LLC
企画・制作:UNIVERSAL MUSIC ARTISTS LLC / Lawson Entertainment, Inc.

■関連リンク
オフィシャルサイト:https://choqmay-official.com/
Twitter:https://twitter.com/Cho_Q_May
TikTok:https://www.tiktok.com/@cho_q_may
Instagram:https://www.instagram.com/choqmay/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCCm9jzstcIfz9lYRDBFLASg

サイン入りチェキプレゼント

チョーキューメイのサイン入りチェキを2名様にプレゼント。応募要項は以下の通り。

応募方法

リアルサウンド公式Twitterか公式Instagramをフォロー&本記事のツイート、または応募ツイートをRTしていただいた方の中から抽選でプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンドTwitterアカウント、もしくはInstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。
※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
※チェキはランダムでの発送となります。指定はできません。
※当該プレゼントは、応募者が第三者へ譲渡しないことが応募・当選の条件となります(転売、オークション・フリマアプリ出品含む)。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され賞品をお返しいただく場合がございます。

リアルサウンド 公式Twitter
リアルサウンド 公式Instagram

<締切:2月10日(金)>

森朋之

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加