近付いてきたらまた遠くなり、なかなか手の届かない台湾。濃い焦がれるあなたに、ラブレターを出すことにします。

恋をするのに理由はいるでしょうか?
あなたに初めて会ったのは2017年夏。それから幾度となく通い詰め、もうすっかりあなたの虜です。あなたなしにはもう生きていけなくなってしまいました。
なぜこんなに好きになってしまったのでしょう。よく「何が良いの?」と聞かれますが、恋をするのに理屈はいるでしょうか? 気がついたら好きになっていたのです。
九州とほぼ同じ大きさのあなたの広い大地に抱かれに、春夏秋冬一通り季節を巡ったけれど、春秋は晴れたらもう夏日。
夏はまとわりつくような湿気を帯びた猛暑。
でもだからこそ、フワフワなかき氷や豆花という冷たい台湾スイーツ、朝市で買う安くて甘いフルーツたちにすぐさまメロメロになったのです。


ツンデレなあなたも素敵
台北の冬は雨が多いことで知られてますが、2月に行ったら毎日雨、九份(ジョウフン)では嵐だったこともありましたね。ツンデレなあなたも素敵です。

そうそう、九份は雨が多いとか。でも4回行って3回は晴天でしたので良く珍しいと言われます。実は私もあなたに歓迎されているのでは? なんて、うぬぼれてしまいますよ。

オランダや日本に統治され、そして中国といろいろな民族を受け入れざるえなかった過去があり、影響された料理や文化が色濃く残り、それがまた魅力を増しています。
北(台北)、南(台南・高雄)、東(花蓮・台東)と大きく分類され、気候や食べ物の傾向も違います。
台南は恋敵コロナに邪魔をされまだ行けていないのですが、食事やフルーツがとてもおいしいと聞き、魅力が留まることをしりません。
まだよく知らなかった初めてのあなた
初めての時は、まだあなたがどんな性格なのかわからず手探り状態。食事は冒険ができずに、ガイドブックに載っているようなお店を回りました。日本でも有名な【鼎泰豊】は店員さん皆さんが日本語が話せて驚くほどサービスも満点。2回目からは、それを同行者に味わいさせたくて通ってたようなもの。
ザ! 台湾! を味わえる古い街並みを残した【迪化街】では街並みを眺めつつ、薬膳やドライフルーツ、お茶にカラスミ、台湾雑貨などを自分や友人へのお土産に買いました。


観光地も土地勘がわからないので、ツアー会社のオプションに申し込み、1日中連れ回されちょっと後悔。あなたを知るには人に頼らず、思い切って胸元に飛び込まないとダメですね。
電車やバスも思ったより簡単で手軽でしたが、不安であれば、タクシーが安価なのでずっと移動に使うのもいいんですね。焦らず急がずあなたと寄り添っていきたい。
想像以上に観光客の私に優しかったあなた。次はいつ寄り添いに行けるのかしら……。
■もっと知りたい■
ロータス