男泣きのブッフォン、その胸中は? 「唯一にして最大の後悔」「悪いことをすれば罰を受ける」

男泣きのブッフォン、その胸中は? 「唯一にして最大の後悔」「悪いことをすれば罰を受ける」

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  • 更新日:2017/11/14
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代表キャプテンは60年ぶりの予選敗退を謝罪 改めて自身の代表引退も明言

イタリア代表は現地時間13日にワールドカップ欧州予選プレーオフ第2戦でスウェーデンと対戦。スコアレスドローに終わり、2戦合計0-1で60年ぶりに本大会出場を逃した。GKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)は、イタリア国営放送「RAI」の試合後インタビューで「申し訳ない」という言葉を繰り返し、改めてこれが自身の代表ラストゲームになることを明かした。

ブッフォンは止まらない涙で声を詰まらせながらも、キャプテンとしての責任も胸に言葉をつないだ。

「申し訳なく残念だ。自分のためではなく、スポーツ界、あるいはイタリア社会全体にとっても申し訳ない。これは自分にとって、唯一にして最大の後悔であるという思いが止まらない。時間の流れは残酷なものだが、この結末は正しいのだろう。自分にとって(イタリア代表で)最後の公式戦が予選敗退の試合になってしまって、それも申し訳ない」

イタリアは10日に敵地で行われた第1戦を、0-1で落としてホームに戻ってきた。アウェーでの1点差は射程圏内だが、あまりにも懸かっているものが大きいゲームでは、そのビハインドが重く圧し掛かっていた。圧倒的に攻撃を仕掛けながら、ゴール前を8人、9人で固めるスウェーデンに対し、最後まで1点が遠かった。

「予選に参加したすべての選手にも責任がある」

「我々がスウェーデンを過小評価したことはなかった。1点を取り返すのは精神的にも、肉体的にも常に厳しいことだ。エネルギーが足りず、あるいはゴールを取るための明確さが足りなかった。彼らは初戦と同じような戦い方をした。そのゲームの流れは彼らにとって良いもので、我々には悪いものになった。良いことをすれば褒美をもらえ、悪いことをすれば罰を受ける」

それでもブッフォンは「イタリアサッカーの未来は、必ずある。誇りを持ち、強くあり、頑固さと情熱、そして、ここから立ち直る強い気持ちを持つことだ。私は代表を去るが、そこにはドンナルンマやペリンという素晴らしい存在が残っている」とコメント。20年近くに渡って務めた代表GKの後継者たちへのメッセージを残し、改めて代表引退を明言した。

「私を支えてくれた全ての人たちに感謝をしたい。キエッリーニ、バルザーリ、ボヌッチ、デ・ロッシ……。ヴェントゥーラ(監督)が全ての元凶ではない。サッカーはグループで勝ち、グループで負ける。ともに泣き、ともに痛みを感じ、良いことも悪いこともともに受け止める。監督だけでなく、この予選に参加したすべての選手にも責任があるんだ」

ブッフォンの代表デビューは、奇しくもイタリアが前回プレーオフの末に出場権を勝ち獲った1998年フランス大会の予選プレーオフだった。イタリア代表は、14大会連続のワールドカップ出場が途絶え、60年ぶりの予選敗退を味わっている。そして、世界最高のGKと呼ばれ、鉄壁のイタリアを象徴する守護神ブッフォンもまた、そのキャリアの歴史に一つのピリオドを打つことになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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