【フェブラリーS】ウォーリア95点、金の目 鬼の形相で勝つ

【フェブラリーS】ウォーリア95点、金の目 鬼の形相で勝つ

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  • 更新日:2018/02/14

真冬のダート決戦に断を下すのは鬼の目だ。鈴木康弘元調教師がG1有力馬の馬体を診断する「達眼」。第35回フェブラリーS(18日、東京)では昨年1、2着したゴールドドリーム、ベストウォーリアに最高点95点を付けた。中でも達眼が捉えたのは、ベストウォーリアの鬼の形相。念願の中央G1を制す時が来た。

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鬼の形相で強い闘志を宿したベストウォーリア

目は心の窓だと言ったのは、哲学者のプラトンだったか。窓から家の中がのぞけるように、目を見ればその心の中が分かるという意味です。ベストウォーリア、英語で「最高の戦士」と命名された古豪の白目に表れているのは闘争心。一昨年、昨年のフェブラリーS時も少し白目をむいて鋭い気性をのぞかせていましたが、今年はもっと鋭い白目をカメラマンに向けています。

鼻先もとがらせて、怖ささえ感じさせる顔立ち。まるで鬼面のようです。すさまじい闘争心が伝わってくる。こういう鬼の形相をしていれば、ハミもきつくかみしめるものですが、リングバミのくわえ方には遊びがある。耳もしっかりと立てています。強い闘志を宿しながら平常心は失っていない。そんな精神状態がうかがえます。

ひと目でダートの一流馬だと分かる体つき。分厚い腰周り、頑丈な飛節、野太い首と肩、立派な腹袋。管囲は少し細いが、繊維のようにしっかり浮き上がった腱が補っています。前哨戦・根岸Sは右後肢フレグモーネで出走取り消しとなりましたが、患部の痕は残っていません。

昨年(2着)と違うのは毛ヅヤです。くすんでいた昨年とは一転、栗色の光沢を放っています。冬毛が伸びて、毛ヅヤを良く見せないこの季節にしては素晴らしい輝きです。よほど体調がいいのでしょう。でも、それ以上に昨年と違うのが目つき。闘争心を宿した鬼の目を持つ「最高の戦士」です。(NHK解説者)

◆鈴木 康弘(すずき・やすひろ)1944年(昭19)4月19日、東京生まれの73歳。早大卒。69年、父・鈴木勝太郎厩舎で調教助手。70~72年、英国に厩舎留学。76年に調教師免許取得、東京競馬場で開業。93~03年に日本調教師会会長を務めた。JRA通算795勝、重賞はダイナフェアリー、ユキノサンライズ、ペインテドブラックなど27勝。

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