韓国は国内問題でも大揺れ。大臣候補のエリートが犯した「不正」

韓国は国内問題でも大揺れ。大臣候補のエリートが犯した「不正」

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  • 更新日:2019/08/26
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日々悪化の一途を辿っている印象の強い日韓関係ですが、今、韓国で連日報道されているニュースは「反日」に関するものだけではないようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴31年という日本人著者が、韓国メディアで話題をさらっている「ソウル大学教授が娘の為に働いた不正」を取り上げるとともに、韓国政界の悪しき慣習について詳しく解説しています。

ヂョ・グクという人物

日韓対立の激化が静まらない昨今であるが、ここ数日、韓国ではトップニュースが「No安部」ではなくヂョ・グクという人物になっている。ヂョが苗字でグクが名前。1965年生まれの54歳。ソウル大の教授(法学)である。

何がニュースの種かというと、この人の不正に関する内容。新しい法務部長官(法務大臣)としての候補にあがっていて、そのための身上調査の過程で本人の不正というよりは、娘(ヂョ・ウォン)に関する不正がやり玉にあがっているのだ。

韓国では、大臣級の人事に関しては、国会で「聴聞会」を経なければならないことになっている。「聴聞会」、韓国語の発音ではチョンムンフェ。野党としては、推薦であがってきた何とか大臣候補に対して、完膚なきまで、つまり、ぼろぼろになるまでこき下ろす(弱点をあばく)ことが一つの使命となるわけである。

こんな人間を法務大臣として推薦するような与党(プラス青瓦台=大統領府)なんだよ、国民の皆さんよ。よく見て置いてくださいよ、いうわけだ。

ヂョ・グク氏の聴聞会はまだ開かれていない。開かれるまでに野党としては諸々の情報を集めておかなければならない。その過程で、娘ヂョ・ウォン氏の不正がまずは表に出てきた格好である。

不正は何個もあるのだが、その中でも一等級なのは、高校生のときに、ある大学の医学部の教授らとの共同研究の論文があるのだが、その第一著者として論文が提出されているとうもの。この論文によって高麗大学(韓国の大学トップ3の一)に入っているようだ。この子、高校の時は医学とは程遠い文科系のクラスに所属していた。なのに医学論文の第一著者だと。

こういう不正、つまり自分の子を、ある論文の著者として名前をアップする不正はいままでにもたくさん(韓国では)あったし、今もあるし、今後もあるだろう。これを書いている筆者も大学教授であるので、所属の大学から学期がはじまるときには常にメールが来る。「自分の子どもを論文の著者に登録するような不正はやるな」というメール。うちの大学に限らず教授といわれる連中は皆なこんなメールをもらっているはずだ。それでも不正をするやつは不正をやる。

問題なのは、ヂョ・グクという人間が、法学の教授であり、こういう不正はいけませんよ、と今までにテレビラジオその他であまりにも多く講演してきていること。マスクもカッコよく、堂々たる体躯だ。女性連を中心に、多くのファンがいる。娘の論文に関するニュースは、フェイクニュースだ、嘘だとヂョ・グク氏は叫んでいる。一日もはやく聴聞会を開いてほしい。そこですべてを明らかにするから。と。

聴聞会が開かれて、そこにヂョ・グク氏が登場し、野党から完膚なきまでにこき下ろされても、韓国の場合、「そういうことはあるかもしれないけれど、法務部長官としてはこの人が今一番の適任だ。この人でいく」という大統領の鶴の一声で長官になってしまえるということがあって、これがまたかなりの問題だ。だったらなんで国会という場で、あんなに一生懸命、個人の正・不正を侃侃諤諤(かんかんがくがく)と議論していたのか。あれに何の意味があったのか。大統領の一声で、そんな議論など全くなかったかのようにポンとサイン一つで決めてしまうんだったら。

なので今ヂョ・グク氏と青瓦台と与党は、国会・聴聞会の場にヂョ・グク氏を座らせることだけを考えている状況であり、野党らは、聴聞会が開かれると、どんなに不正があばかれても結局は大統領の一声で長官任命が決まってしまうので、聴聞会に出る前に全ての不正をあばいて公にし、国民の追い風をバックに聴聞会に出る資格もなしと断罪すること。このオーエス・オーエスが火急の真っ只中にあるため、「No安部」はちょーっと陰に隠れている状況である。

「No安部」や日本製品不買運動がなくなったわけではないけれど、一時の激しさは収まっている感じだ。

image by:Flickr

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