東芝、新会長兼CEO車谷氏が会見(全文1)車谷氏の東芝の外の知見、視座に期待

東芝、新会長兼CEO車谷氏が会見(全文1)車谷氏の東芝の外の知見、視座に期待

  • THE PAGE
  • 更新日:2018/02/21

東芝は14日、4月1日付で元三井住友銀行副頭取で投資ファンド会長の車谷暢昭氏を、代表執行役会長兼最高経営責任者(CEO)とする人事を発表した。代表執行役社長の綱川智氏は再任し、最高執行責任者(COO)を兼務する。同社は午後1時半より会見を開き、新たな人事について説明を行った。

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新人事体制について説明する東芝の綱川智社長(THE PAGE編集部)

司会:では、長らくお待たせいたしました。ただ今から、本日11時半に公表いたしました執行役会長の選任ならびに執行役社長の再任につきましての会見を開催いたします。出席者を紹介いたします。執行役社長の綱川智でございます。取締役指名委員会委員長、池田弘一でございます。4月から執行役会長となります、車谷暢昭でございます。本日司会を務めます、広報・IR部の【石山 00:02:02】と申します。よろしくお願いします。

最初に、綱川から本日公表いたしました内容の概要についてご説明申し上げます。続きまして、池田から選任の経緯等についてご説明申し上げまして、最後に車谷よりごあいさつを申し上げるという形で進めさせていただきたいと思います。では、よろしくお願いいたします。

綱川:綱川でございます。本日は急なご案内にもかかわらず、お集まりいただきましてありがとうございます。本日、開催いたしました取締役会におきまして、現在、シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社会長である、車谷暢昭氏を4月1日付で執行役会長とすることを決定いたしました。併せまして私が引き続き執行役社長を担うとともに、車谷氏がCEOとして、私がCOOとして経営執行に当たることを決定いたしました。4月以降は車谷氏と私が二人三脚で東芝グループの経営に当たる体制となります。

今回の体制の見直しの目的、背景でございますが、昨年、東芝メモリ株式会社の株式譲渡契約締結、第三者割当による新株式の発行、そしてウェスティングハウス社に対する債権の第三者への売却を経て、2年連続の連結の債務超過は解消する見込みとなりましたが、一方で東芝グループの事業構成、資本構成は大きく変容することになりました。これから東芝グループが多様なステークホルダーの皆さまと共に収益基盤を強化し、成長事業を育成して持続可能な社会に貢献する企業であり続けるためには、これまで以上に外部の知見、視座を積極的に取り入れていく必要があるとの課題認識を私は持っており、指名委員会の皆さまともその課題認識が一致しましたので、目指す姿を検討してまいりました。

弊社は2015年9月以降、取締役会の過半を社外取締役とする経営体制となっておりますが、多くの事業領域を有する東芝グループが、変化が激しく未来の予測が難しいこの時代において、将来を見据えて事業を行っていくために、さらに一歩踏み込み、東芝グループ外の知見、実績のある方に執行のトップに加わっていただくべきとの結論に至りました。そこで、4月1日付で執行役会長がCEOとして東芝グループの事業全体を俯瞰して、中長期的な事業戦略、対外活動を統括し、執行役社長がCOOとして事業運営、事業執行を統括する体制とすることにいたしました。

車谷氏の執行役会長選定につきましては後ほど指名委員会委員長の池田取締役から決定に至る選定のプロセス、選定事由についてご説明申し上げますが、金融機関と投資会社の豊富な経験と実績から、東芝グループの経営に新しい知見や視座、刺激をもたらしていただけるものと期待しております。私もCOOとして事業運営、事業執行に全力を投じますので、東芝グループが持続可能な社会に貢献する企業として成長していけるよう、車谷氏と力を合わせて二人三脚で東芝グループの経営に当たってまいります。

では次に今回の人事の選定につきまして、池田取締役からご説明いたします。

本日の指名委員会で全員一致で決議

池田:指名委員会の委員長を務めます池田でございます。ただ今、綱川社長からご説明しました、執行役会長および執行役社長の選定について、決定までの経緯をご説明いたします。東芝の指名委員会は私のほか小林取締役、佐藤取締役、前田取締役の独立社外取締役4名で構成されています。昨年の秋以降、東芝グループを再び成長軌道に乗せるためには何が必要かを指名委員会で話し合いを重ねてまいりました。綱川社長とも話し合いを行う中で、これからの東芝グループの経営には、これまで以上に外部の知見を積極的に取り入れていく必要があるとの課題認識で一致しました。そして議論を重ねた結果、執行役会長がCEOとして中長期的な事業戦略の策定、対外活動を担い、執行役社長がCOOとして業務執行を統括する体制がこれからの東芝に必要であるとの結論に達しました。

次に、執行役社長につきましては、引き続き綱川社長が【担って 00:07:29】いくことといたしました。綱川社長は就任以来、非常に厳しい局面の経営のかじ取りを担っておられますが、決算の正常化、米国原子力事業における親会社保証、メモリ事業の外部資本導入、特設注意市場銘柄および管理銘柄の指定解除、新株式発行による資金調達など、さまざまな経営課題を1つ1つ前進させてきました。これらの実績と社長信任調査の結果も踏まえ、指名委員会におきましては全員一致で綱川社長を6月に開催予定の定時株主総会以降の執行役社長として取締役会に提案し、本日開催の取締役会において決議いたしました。

執行役会長につきましては、東芝グループ事業全体の方向性、中長期的な事業戦略を見極められるという観点で検討した結果、現在、シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン株式会社会長である車谷暢昭氏に会長をお願いするとの結論に、指名委員会の全員一致で至り、本日開催の【取締役会 00:08:54】において指名委員会の提案に基づき、車谷氏を4月1日付で執行役会長に選定するとともに、6月に開催予定の定時株主総会以降の執行役会長とすることを決議いたしました。また、これに伴い指名委員会におきましては、綱川社長と車谷氏を6月に開催予定の定時株主総会に提出する取締役候補とすることに全員一致で決議いたしました。

車谷氏については、金融機関における豊富な経験と実績、投資会社を経た経験から事業会社の経営に関する高い見識を持って、2018年以降の資本状況を踏まえた東芝グループの中長期事業戦略の決定、経営資源の広域的最適運用を期待しております。また、これまでの豊富な人脈を生かし、東芝を代表し社外向け活動による企業プレゼンスの向上を期待しております。

昨年の危機的状況を経て、これから東芝の本当の再スタートのときであります。その道は平坦なものではなく、厳しく険しいものであることは紛れもない事実であります。しかし、長い歴史の中で育んできた技術や人材など、有形無形の資産を持つ会社であります。車谷氏が東芝の外の知見、視座を持って経営全般の方向性を中長期的に俯瞰して統括し、綱川社長が事業の執行をしっかりとグリップする二人三脚体制でこれからの資産を最大限に生かし、持続可能な社会に貢献する企業として歩んでいくことを期待しています。

これからの東芝に対しまして、今後、皆さまのますますのご支援、ご理解を、あるいはご指導をお願い申し上げます。ありがとうございました。

【連載】東芝、新会長兼CEO車谷氏が会見 全文2へ続く

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