手帳の達人に聞く今日から使える手帳術

手帳の達人に聞く今日から使える手帳術

  • @DIME
  • 更新日:2017/11/13
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デジタルによるスケジュールやタスクの管理が普及した今もなお、多くの人に使用されている紙の手帳。「紙と手書きには、スマホやPCには代用できない良さがあります」と、手帳の積極利用を勧めるのが、関西地方の手帳好きが集まる社会人サークル「てちょけん(関西手帳研究会)」の会長である荒川翔太さん。

荒川さんの監修したムック『手帳事典2018』(玄光社)は、つながりのある全国各地の「手帳オフ会」から選んだ、手帳使いの達人63名の使用実例集であり、手帳ビギナーから長年の手帳愛用者まで、いろいろと学ぶところが多い。

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今回はそのなかから、「みんなに教えたくなる手帳使いの小技」を、いくつかピックアップして紹介したい。

●sakiさんの手帳

使用手帳は『ダブルスケジュール ダイアリー 進行』(デザインフィル)。赤と青のインデックスで、2つの予定を使い分けられるのが特徴のマンスリー手帳である。使用者のsakiさんは、予定の管理と自分の行動記録のために手帳を使い始めたが、今は手帳を使うこと自体が楽しくて、それが目的になっているそう。手帳のおかげで、効率的に予定が組めるようになるなど、多くのメリットを感じている。

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・定期予定は2か所の書き込みで管理

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定期の予定は日付ブロックの右上にスタンプを捺す。詳細は左サイドの縦に並んだスケジュール部分に記入。そうすることで、その他の予定の書き込みスペースが広く取れるので便利。

・ふせんの形で予定内容を区別

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未確定の予定は長方形のふせん、イベントやチケットの発売日、家族の予定は吹き出しのふせんを貼って目立つように。かわいいふせんが紙面に増えることで、テンションがアップ。

・出費を書き込んで無駄遣い防止

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一番下のメモ欄には、今月の使用予定金額(黒)とカードなどの支払額(赤)を記入し、無駄遣いしない工夫をする。

●Kayo T.さんの手帳

使用手帳は『No. 102 ニューダイアリー アルファ8』(高橋書店)。「できるビジネスパーソン」に人気の手帳で、18ものタスクを一覧できるページが月ごとに差し込まれている。Kayo T.さんは手帳歴約30年で、主に目標管理のためにこの手帳を使っているという。記憶すべき内容は手帳に任せることで、頭脳を思考に振り分けることができ、またセルフマネジメントができるようになったという。

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・タスクチェックは1週間単位も意識して

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ウィークリーの月はじめに差し込まれたマンスリーのガントチャートは、タスクチェッカーに利用。日曜日と月曜日の間に赤線を引き、1週間単位での実行率も確認する。

・睡眠時間を棒グラフ化して健康管理

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ガントチャートを縦に使って、日々の睡眠時間を記録。項目部分に0時から8時の目盛りを書き込み、方眼罫を利用して蛍光ペンでマーカーする。睡眠時間だけでなく、どの時間帯に寝ているのかも一目瞭然。

・メモ欄は縦に使って予定管理にカスタマイズ

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方眼部分の最後のマスに数字を書き込み、簡易カレンダーを作成。メモ欄にはざっくりとした予定を書き込んでいる。

●きたむらさんの手帳

使用手帳は『ESダイアリー』(枻出版)。どのページもフラットに開ける製本で、書きやすく見やすい手帳を実現。多くの愛用者がいる。自営業のきたむらさんもその一人で、手帳の使い道は、プランニング、ライフログ、スケジュール管理、To Doリストと多岐にわたる。手帳を活用することで、心に余裕を持て、仕事もスムーズになったという。

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・仕事休憩の15分は細々した家事タイム

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活動を開始する11時に黄色い線を引く。11時以前の時間帯には、その日のTo Doリストと、15分程度の休憩時間でできるちょっとしたことをリスト化。

・文字は予定の作業で、マーカーはログ

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その日のTo Doリストを実行する予定時間帯(ボールペンでライン)に書き込む。時間軸には結果を蛍光ペンでマーカーし、予定とログの両方を記録する。

・2種類の方法で作業時間をチェック

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(四角の囲みのない)黒字が目標時間で、青字が実際にかかった時間。四角い囲みのある黒字が設定時間で、青字がその間にできた作業内容。

●マイネコさんの手帳

使用手帳は『週末野心手帳』(Discover 21)。はあちゅう(ブロガー・作家)と村上萌(ライフスタイプロデューサー)の考案した手帳で、自分の小さな野心をかなえていくというコンセプトが随所に盛り込まれているのが特徴。主婦のマイネコさんは、家族を含めたスケジュールの記録、育児日記、食事の献立など様々な目的でこの手帳を使用している。そのおかげで、冷静に自分を見つめられるようになって自信がつき、迷ったときに見返すと解決のヒントを見つけられるようになったという。

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・数字のはんこを捺してバーチカル化

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1日のスケジュールが多い時は、方眼デザインスペースをバーチカル風にアレンジ。数字のはんこを捺して時間軸をつくり、予定を書き込んだり、ログを取ったりする。箇条書きよりも見やすく、実行忘れ防止になる。

・毎日の気持ちを記録して、自分自身を知ることにつながる

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4つの四角スペースは、うれしかったこと、反省点、その日に感じたことや発見など、自分の気持ちを記録しておくコーナー。後で読み返した時に楽しい気分になれるし、悩んだ時の参考・解決につながることも多いとのこと。

・よく登場する家族の記録はスタンプをポンと捺して

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家族の記録には、フリクションスタンプを使用。夫用と子ども用の他、よく書くこともアイコン化。マンスリーの予定も同じ色のペンで書き込む。

●まおさんの手帳

使用手帳は『EDiT』(マークス)。B6変型サイズの1日1ページの手帳で、24時間の時間軸目盛りがついている。時間管理やライフログなど、シンプルで自由度が高いのがセールスポイント。まおさんは、9年前の転職活動を機に手帳で記録することを始め、主に時間とタスクの管理に用いている。手帳を使い込むことで、スケジュール・タスクのマネジメントがラクになり、自分の行動を振り返って改善できるようになったという。

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・時計スタンプで毎日の時間割を記録

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睡眠、仕事、休憩などの時間をひと目で把握できるように、時計スタンプを利用して可視化。色分けすることで、それぞれの割合がより見えやすくなり、時間の組み立てに役に立つ。

・日々の習慣はスタンプで記録

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毎日記録するウォーキングや読書の時間は、スタンプを活用。意図的に読書時間を確保するために効果的。また、書き忘れ防止になるし、紙面もにぎやかに。

・タスクは欄外に目立つように工夫

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毎日のタスクは欄外に記入する。イラストやシールを添えて目立たせることで、実行漏れの防止につながる。

ひと口に手帳といっても、その種類も活用法もさまざまであることが、達人レベルの手帳を拝見するとよく分かる。長年手帳を使っている方も、2018年の手帳では一工夫加えてみてはいかがだろう。

取材協力/荒川翔太

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関西手帳研究会(てちょけん)会長。株式会社ロンド工房クリエイティブディレクター。革小物ブランドdunn代表。関西発ベンチャーメーカーユニット「K3」事務局長。Podcast「ホジラジ」ナビゲーター。大阪市出身、関西大学社会学部卒。音楽関連会社、手帳メーカーにて勤務後、2011年より家業の町工場の中でメーカー事業を社内起業。皮革製品や紙製品、手帳などの雑貨、文具の企画、デザイン、営業などをほぼ一人でスタートさせる。イベントやオフ会活動などを積極的に主催し、ユーザー共創型のものづくりを行っている。

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社の役員をスピンオフして、フリーライター兼ボードゲーム制作者に。英語圏のトレンドやプロダクトを紹介するのが得意。

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