一族に活躍馬がズラリ。フランツは「追っても息が乱れない」心肺能力

一族に活躍馬がズラリ。フランツは「追っても息が乱れない」心肺能力

  • Sportiva
  • 更新日:2017/11/12

厳選! 2歳馬情報局(2017年版)

第25回:フランツ

1994年に生まれたグレースアドマイヤという牝馬を知っているだろうか。

彼女は筋金入りの良血馬である。母バレークイーンに競走実績はないが、祖母は本場イギリスでGI3勝という輝かしい経歴を持つ名牝サンプリンセス。父は1988年の凱旋門賞を制し、日本で種牡馬となってからも大成功を収めていたトニービンなのである。

しかも1歳上の半兄は、キャリアわずか3戦でGI日本ダービー(東京・芝2400m)を制したフサイチコンコルド(父カーリアン)。「ダービー馬の妹」として、デビュー前から彼女に対する期待が大きかったことは容易に想像できる。

ただ実際のところ、彼女の現役生活における実績はその期待に応えるまでには至らなかった。GIIで3着、GIIIで2着なるなど一定の能力は示したが、クラシック戦線には乗れず、重賞未勝利のまま引退した。

だが、繁殖牝馬になると、彼女は周囲の期待どおりの成果を収めた。数多くの活躍馬を世に送り出して、その真価を存分に発揮したのだ。

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フランツの叔父リンカーンはGI戦線で活躍していた

2000年に生んだリンカーンは、GIIを3勝。GI制覇こそ果たせなかったものの、菊花賞(京都・芝3000m)、有馬記念(中山・芝2500m)、天皇賞・春(京都・芝3200m)で2着と奮闘するなど、GI戦線の常連として名を馳せた。

2004年に生んだヴィクトリーも新馬戦を快勝すると、早々に重賞戦線で活躍。3歳牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(中山・芝2000m)を制した。

また、2005年に生んだ牝馬のスカーレットは、母として今年のダービーで3着となったアドミラブルを送り出すなど、グレースアドマイヤは繁殖牝馬としてトップランクの地位を築いた。そして、彼女からなる血脈は日本を代表する血筋として着実に広がり始めている。

まもなくデビュー戦を迎える音無秀孝厩舎(栗東トレセン/滋賀県)所属のフランツ(牡2歳/父ディープインパクト)も、そのグレースアドマイヤから続く一族の末裔だ。

同馬の母は、グレースアドマイヤが2008年に生んだロベルタ。フランツは、グレースアドマイヤの孫となる。アドミラブルと同様、孫世代からの活躍候補として注目を集める1頭だ。

フランツの所属する音無厩舎は、これまでもこの一族の馬を何頭も管理してきた。そのスタッフから見て、同馬はどういった評価なのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンがその仔細を伝える。

「全兄のコペルニクスも音無厩舎の管理馬で、その兄は6戦して2着が3回。結局、あと一歩で勝ち星を挙げることができなかったのですが、『その兄とは違って、こちらのほうが(能力は)上ではないか』とスタッフは話しています。兄は普段から落ち着いていて、レースでは最後に甘くなって結果を出せませんでした。それに比べて、フランツは『普段はやんちゃ。でも、走らせると集中力があって、走りのバランスもいい』とのことです」

兄は惜しくも未勝利に終わったが、その兄の雪辱を果たすことが期待されるフランツ。前出のトラックマンによれば、他にも優れた面があるとスタッフは話しているという。

「コースで追ったあとも息が乱れず、『心肺能力は高い』とのこと。調教でも少しずつ時計を詰めてきており、厩舎の感触は悪くはないようです」

11月19日の2歳新馬(京都・芝2000m)でデビュー予定のフランツ。祖母グレースアドマイヤの功績をさらに高める活躍を見せるのか、まずは初陣の走りに注目したい。

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