【知られざる腸の秘密】管理栄養士が語る!海外のSNSで話題「腸内環境ハック」の真相とは?

【知られざる腸の秘密】管理栄養士が語る!海外のSNSで話題「腸内環境ハック」の真相とは?

  • ヨガジャーナルオンライン
  • 更新日:2022/08/06
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本気で腸の声に耳を傾けよう

私の人生の大部分において、腸の健康については考えたことはありませんでした。(幸運にも)大きな消化器系や腸に問題を抱えた経験がないので、あまり考える理由がなかったのです。ところが、今年に入ってから、腸の健康法に関するソーシャルメディア上の投稿を盛んに目にするようになりました。どうやら、私も腸を治すことに集中する必要があるようです。でも、いったいどうやって?

腸の健康問題は、多くの人にとって現実的な問題です。しかし、腸の健康についての現在のソーシャルメディアの投稿の多くは、医学的なニュアンスについて議論していません。登場するのは 管理栄養士のジェンナ・ワーナーさん。最近、TikTokをスクロールしていると、ワーナーさんのスティッチビデオに出会いました。その中で、彼女は「腸の健康問題」の想定される症状が、必ずしも消化器系と関係がないことを論じています。むしろ、これらの症状は、十分な水を飲んでいないことや、乱れた食生活などのさまざまな問題によって引き起こされる可能性があるのです。

ワーナーさんのビデオを見た後、私は彼女の意見をもっと聞きたいと思いました。ソーシャルメディア上で活動する登録栄養士として、彼女は複数のTikTokトレンドに遭遇(そしてそれを否定し)ています。腸の健康は、これらのプラットフォームにおける栄養コンテンツの1つの側面ですが、危険なほど広まっている唯一の概念からは程遠いものです。

これまで腸を治すという動画を複数回目にしたことがあります。その内容こそ、私が心配すべきことなのでしょうか?

簡単に言えば、「いいえ」です。

話を元に戻しましょう。ソーシャルメディアプラットフォームで共有される情報に規制はありません。栄養学の教育を受けているかどうかに関係なく、誰でも栄養に関する情報をシェアすることができます。TikTokはバイラル性が高いため、不正確な情報や危険な可能性のある健康情報が含まれていても、特定の動画はかなりの速度で多くの人に広まると、ワーナーさんは言います。そして、覚えて欲しいのは、これらの動画は、あなた個人の健康ニーズに合わせて作られたものではないということ。だから、腸の健康について多くの投稿を目にするかもしれませんが、それが心配すべきことかどうかは、あなたと医療従事者の間の問題です。

「例えば、腸の健康についての動画が、なぜそんなに問題なのかというと、誰かがその動画を見て、『これらの症状全部に当てはまる、大変だわ、腸が漏れている、私は死ぬんだわ』と言ったとしましょう。しかしながら、実際にはその症状はとてもありふれたものです」とワーナーさんは言います。生まれたばかりの赤ちゃんを抱えていたり、食事が十分でなかったりと、あらゆることがこれらの症状を引き起こす可能性があると言います。

TikTokでは、流行する動画の多くが恐怖を煽るような内容になっていると、ワーナーさんは続けます。ソーシャルメディアのコンテンツ、特に栄養に関するアドバイスを見るときは、再生回数や「いいね!」の数にかかわらず、その動画が自分の体のニーズに合っていない可能性があることを覚えておきましょう。

実際のところ、腸の健康とは何でしょうか?

消化を司るのは腸と呼ばれる消化管系です。「文字通り、食べ物を取り込み、消化し、不要なものを排出する体の機能です」とワーナーさんは言います。

自分の腸が健康かどうか、どうすれば見分けられるのでしょうか?

腸から頭まで、すべての健康状態について、ワーナーさんは毎日の習慣をチェックすることを勧めています。ちょっと調子が悪いなと感じたら、次のような質問を自分に投げかけて、改めるべき習慣がないかどうかを確認してみてください。

・十分な睡眠をとっていますか?
・ストレス管理はできていますか?
・一日に十分な量の水を飲んでいますか?
・気持ちよく体を動かしていますか?
・安定した食事をしていますか?タンパク質と炭水化物を十分に摂取していますか?

これらの質問に答えることで、自分の健康状態がよくわかるかもしれない、とワーナーさんは言います。もし、これらの質問に答えても、特に注意すべき点が見つからない、あるいは自分の健康状態についてまだよくわからないという場合は、医療機関に相談するサインです。

危険な腸内環境ハックをせずに、腸を健康に保つにはどうしたらよいでしょうか?

TikTokやInstagramで見かけるような、いわゆる腸の健康ハックには従いたくないものですが、腸を守り、その役割を確実に果たすための方法はあります。ここでは、腸を健康に保つためのワーナーさんのとっておきのコツをご紹介します。

・さまざまな食品を食べる。細菌は本来悪いものだと思われるかもしれませんが、腸内には善玉菌と悪玉菌の両方が存在すると、ワーナーさんは言います。さまざまな食品を食べることで、マイクロバイオーム(体内の細菌、遺伝子、ウイルス)に栄養を与え、複数の菌株を存在させることができるのです。(食べ物の種類を減らすと、ある種の細菌が優勢になり、腸の健康に悪い影響を与える可能性があります。

・水分補給をする。水は消化器系の重要な要素です、とワーナーさんは言います。口から大腸まで、消化管内で物を動かすのに役立ちます。食物繊維も腸内で同じような役割を果たし、あらゆるものが体内を移動するのを助けてくれるそうです。

・プレバイオティクス やプロバイオティクスに注目する。腸に関してはプロバイオティクスしか馴染みがないかもしれませんが、プレバイオティクスもまた重要だ、とワーナーさんは言います。「パックマンのようなものです。プロバイオティクスはパックマンで、プレバイオティクスは食べ物にあたります。彼らはプレバイオティクス を食べます。それを食べて活性化し、腸内の健康な細菌を少しずつ強く育ててくれるのです」と彼女は述べます。

・邪魔者を把握する。アルコール、睡眠不足、ストレス、運動不足はすべて消化器系を混乱させる可能性があるとワーナーさんは言います。腸、そして全身の健康のために、これらの内容をチェックするように心がけましょう。

教えてくれたのは・・・エレン・オブライアンさん
エレン・オブライアンは、ヨガジャーナル のスタッフライター。

ヨガジャーナルアメリカ版/「The Truth Behind Those Viral Gut Health Hacks, According to a Registered Dietitian

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。

By ELLEN O'BRIEN
Translated by Hanae Yamaguchi

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