40年前の日本海中部地震で津波の犠牲になった児童13人の学校が統合された秋田県北秋田市の合川小学校で26日、子どもたちが避難訓練と防災学習に参加した。
訓練は、大きな地震で校内で火災が発生した想定で行われ、全校児童が避難経路などを確認していた。
また、地震について学ぶ防災集会が開かれ、5年生の児童が、沿岸部で地震に遭った場合の対応などを発表した。
児童の発表:
「津波から身を守るためにはどうしたらいいのか、3つに分けて説明する。1.津波について知ろう、2.津波から逃げよう、3.津波に備えよう」
当時を知る教師は「津波、10メートルの高さまできたんだよ」と子どもたちに伝えた。日本海中部地震で発生した津波の高さだ。
児童は「津波はとても高いし、身長の高い先生たちよりも上の高さだったので、とても大きいと思った」「地震が起きたら、まず逃げて、自分の命は自分で守りたい」と話し、津波の恐ろしさを感じていた。