帝京・佐藤新コーチが1月から指導  「帝京魂」による“化学反応”に期待

帝京・佐藤新コーチが1月から指導 「帝京魂」による“化学反応”に期待

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  • 更新日:2023/01/26

【伊藤幸男の一期一会】昨年までTDK野球部(秋田・にかほ市)の兼任コーチを務めていた佐藤秀栄氏(30)が今春、母校・帝京のコーチに就任した。2011年夏を最後に全国舞台から遠ざかるチーム再建へ、金田優哉監督(37)とナインの指導に当たっている。

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今春、帝京野球部で指導を始めた佐藤秀栄新コーチ

「社会人での指導経験も生かし、強い帝京を取り戻したい。選手には東京を引っ張るというプライドを持たせていければ」。春夏通算3度の甲子園制覇を誇る名門復活のため、1月からグラウンドで精力的に動き回っている。

一昨年、恩師の前田三夫・名誉監督(73)から打診されたという。ただTDKのコーチに就任したばかりとあり、返事は保留。昨夏の都市対抗8強進出で一区切りをつけ、退社を決断した。

社会人で頂点を目指しつつ、後輩の伸び悩む姿は気になっていた。「自分の頃は2学年上に中村さん(ソフトバンク)、1年上に杉谷さん(元日本ハム)、1学年下に(山崎)康晃(DeNA)がいたけど…。それから10年以上甲子園に出ていない。今は二松学舎や関東一の選手が“東京を引っ張っている”と思って堂々としているのかな」。

佐藤コーチが主将だった09年夏は4番として甲子園8強に貢献。「最終的に勝たせたいのは(東東京大会)夏の決勝。子供たちに甲子園の舞台を踏ませたい」と思いつつ、現主将の高橋蒼人(2年)には「高校野球は1人じゃできない。何人かの同級生を引き連れてすることが大事だよ」とチームプレーの重要性を説いてきた。

昨今、話題を呼ぶ「帝京魂」について佐藤コーチなりの解釈を明かした。在校中は「どんな状況や困難にも立ち向かう」と念じてきたが、指導者となった今は、選手の心を動かす原動力にもつながるのではと期待する。「自分たちが選手に“ああやれ、こうやれ”と手と足を動かすことは簡単だけど、心を動かすことが1番難しい。でも心を動かせれば、自然と体が動くはず。これからは子供たちの心をどう動かすか、考えないといけない。それが帝京魂につながればいいんですけど…」。佐藤コーチが試行錯誤する末に、未来が見えてくる、と信じる。

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