早急に接触減らさなければピーク10倍に 福岡のオミクロン感染試算

早急に接触減らさなければピーク10倍に 福岡のオミクロン感染試算

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2022/01/14
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"長崎大が発表した福岡県の新型コロナウイルス感染者数の予測のグラフ(1月14日から人との接触を減らした場合)"

福岡県の新型コロナウイルスの感染者は、今すぐに人と人との接触を大幅に減らす対策をとらないと過去のピークの10倍超まで増えてしまう、とする解析結果を長崎大の有吉紅也教授(臨床感染症学)らが14日発表した。「オミクロン株の感染力は異次元の強さ。これまで以上に対策の遅れによる影響が大きい。今までの基準で判断していたら手遅れになる」と、早急に感染対策を強化するよう呼びかけた。

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最新の研究成果や臨床データをもとに、オミクロン株にはワクチンの感染予防効果が3割しか及ばず、デルタ株の2倍の感染力を持つなどと想定。これまでの感染拡大ペースを踏まえ、数理モデルで1日あたりの新規感染者数を試算した。その結果、人との接触を5割減らす対策を1月20日からとった場合、2月1日に過去最多(昨年8月18日の1253人)の10倍超の1万3266人に増えるとの結果が出た。人との接触を14日から7割減らしても、1月20日に過去最多の2倍近く(2273人)になるという。

有吉教授は、オミクロン株にはまだわからない点があって試算値には不確実さが残るとしつつ、「規模感でいうと、対策開始が3日遅れるとピーク時の感染者数が2倍になる」と指摘。デルタ株より重症化率は低いものの、はるかに感染者数が多くなるため、重症者数も第5波を上回る可能性があるという。「一日も早く、人との接触を大きく減らす社会的介入が必要ではないか」と述べた。(安田朋起)

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