lynch.日比谷野音で迎えた爆音のツアーファイナル「すげえ景色です!」

lynch.日比谷野音で迎えた爆音のツアーファイナル「すげえ景色です!」

  • ナタリー
  • 更新日:2017/08/12

lynch.が本日8月11日に全国ツアー「THE SINNER STRIKES BACK」の最終公演を開催した。

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lynch.「THE SINNER STRIKES BACK」日比谷野外大音楽堂公演の様子。(撮影:江隈麗志)

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「THE SINNER STRIKES BACK」は昨年末にベーシスト脱退にまつわる騒動により活動を一時停止していたlynch.にとって、復活後初めてのツアー。5月末に発表した最新CD「SINNERS-EP」を携え全国27カ所を回ったこのツアーで、彼らは各地にサポートベーシストを迎えてライブを行った。チケットが完売となった本日の日比谷野外大音楽堂公演には、各公演でサポートを務めた人時(黒夢)、天野攸紀、Ryo(defspiral)、Natsuki(ex. DuelJewel)というベーシスト全員がゲスト出演し、lynch.と共に白熱のステージを展開した。

最新作のインストナンバー「SIN」が流れる中、葉月(Vo)、玲央(G)、晁直(Dr)、悠介(G)と、人時がステージに登場。「声を聞かせてください東京! lynch.です」という葉月の挨拶ののち、バンドは金色のテープが発射されるという演出と共に1曲目「EVOKE」で開演の狼煙を上げた。玲央がギターをかき鳴らしながらシャウトしたり、葉月が「暴れていくぞ!」と煽ったりと、彼らはアグレッシブなステージを展開。続けて新作の収録曲「BLACK OUT DESTROY」で重厚かつ流麗なアンサンブルを鳴らしたほか、「GREED」などエッジィな楽曲を次々に演奏してオーディエンスのボルテージを高めていく。

「VANISH」まで立て続けに5曲がパフォーマンスされたあと、人時が退場。絶叫にも近い歓声を浴びながら葉月は、「ひと言言わせて、すげえ景色です! ありがとう!」と観客で埋め尽くされたフロアを見渡す。またこの公演では、通常のライブよりも大きな音量が出力されていることから、「今日さ、音けっこうデカいじゃん、そしてビルがいっぱいあるじゃん。苦情が来ちゃうよね。ある一定の音量を超えるとスイッチが入って音が落ちるんだってさ」と野音でのライブ事情を説明しつつ、「楽しんでいこうぜ!」と笑顔を見せた。

ベーシストに天野を迎えた編成となった彼らは、疾走感のある「MIRRORS」や、悠介の得意とするディレイを駆使したギターフレーズがヘビーなバンドサウンドと混ざり合う「INVINCIBLE」、ダークでグランジ要素のある「KILLING CULT」などをプレイ。続けてバンドは天野に替わってステージに立ったNatsukiと共に「KALEIDO」を届ける。四つ打ちビートに浮遊感のあるギターフレーズがからまる同曲を葉月は情感たっぷりに歌い上げた。その後、小雨がぱらつき出す場面もあったが、彼らは最新作より「SOROOW」、さらに2009年のアルバム「SHADOWS」の収録曲「AMBIVALENT IDEAL」と新旧織り交ぜた楽曲を届けた。

ライブ後半、Ryoをステージに招き入れたlynch.は「ALL THIS I'LL GIVE YOU」「THE OUTRAGE SEXUALITY」「DIES IRAE」と高速ナンバーを畳みかけ、観客のヘッドバンギングを誘う。そして葉月は「野外でセックスしたことありますか! 日比谷の皆さん聞こえますか! 今から3000人対5人でセックスしますよ! 恥ずかしがるなよ東京! 野外でセックスしようぜ!」と呼びかけ、キラーチューン「pulse_」を投下。熱狂する観客との一体感を高め、野音を揺らしていく。勢いを保ったまま「俺らいろいろあったけど、もう止まらないからな!」と声を大にして伝え、そんな思いが込められた曲だという「TRIGGER」をライブ本編のラストに届けた。

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アンコールの前には、2018年3月11日に千葉・幕張メッセ 国際展示場で結成13周年を記念したライブイベント「13th ANNIVERSARY -Xlll GALLOWS-」が開催されることがスクリーンでアナウンスされた。その後、メンバーがステージに再び登場。葉月は来たる結成13周年イベントに向けて「3月11日はいろんなことがあってつらい思い出のほうが多いかもしれない。でもそんな悲しい気持ちがくつがえってほしいと思う」と話しつつ、「“lynch.を好きなことがカッコいい”と誰もが思える世の中にしたい」と意気込む。また13周年イベントの名前が2014年発表のアルバム「GALLOWS」と同じ“絞首台”という意味であることに触れ、「不吉なバンドですよね、“13階段”で幕張に立てる、そんな不吉な13周年をお祝いしに来てください」と話していた。

玲央は「昨年末の事件を受けて、いろいろ考えて、この編成でステージに立つと決めました。メンバーが1人欠けたのは正直不安だったけど、全国各地を回ってみんなに自分たちのライブを観てもらいたいと思ってがんばってきました。だけど逆にみんなにパワーをもらいました。今日のライブをソールドアウトで迎えられたのもみんなのおかげです。どうもありがとう」と感謝を伝えた。悠介は「野音に立って、まさか自分がこの景色を見られるなんて……いろんなことを考えながらプレイしてました。みんなの顔がよく見えて、楽しんでくれる人もいればじっくり観てくれてる人もいて。また僕たちに元気な顔を見せてほしいから、幕張には友達も誘って来てください」とコメント。最後に晁直は朗らかな口調で「野音さん、こんばんは。今日はありがとね。観やすい気温でよかったね。途中の雨もいい感じだったよね」と述べつつ、幕張への意気込みを伝えた。

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アンコールで披露された前向きなメッセージが込められた「LIGHTNING」では、銀テープが美しく夜空を舞った。この日、観客に向けて何度も「声を聞かせてほしい」と訴えていたが葉月はダブルアンコールで「もう1回声を聞かせてくれる?」と呼び掛け、「これは夢じゃなくて現実なんだ。この夢みたいな現実、僕等ならいつでも起こせます。そう、lynch.ならね」と少し照れながら発言して観客を笑顔にさせた。最後に4人は人時と一緒に、「MOON」「INVADER」を連投し、熱狂の余韻を残してツアーの幕を下ろした。

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