武家屋敷、寺社、洋風建築...街をまるごとホテルに 青森県弘前市、「分散型構想」探る

武家屋敷、寺社、洋風建築...街をまるごとホテルに 青森県弘前市、「分散型構想」探る

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2022/11/25
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街をまるごと一つの宿泊施設として捉える「分散型ホテル」の先進事例などを紹介するノオトの藤原代表(左)

青森県弘前市は今年から、全国でまちづくり事業に取り組んでいる会社「NOTE(ノオト)」(兵庫県)や国土交通省東北運輸局と連携し、街をまるごと一つの宿泊施設として捉え、寺社などの歴史的な建物に泊まったり、再生した古民家で食事をしたりする「分散型ホテル構想」の実現可能性を探っている。先月、市内にある武家屋敷、寺社、洋風建築など各所の現地調査を始めた。24日は、先進事例などを学ぶセミナーを市立観光館で開いた。

弘前市は本年度、観光庁の「将来にわたって旅行者を惹(ひ)きつける地域・日本の新たなレガシー形成事業」として、東北で唯一採択を受けた。ノオトは北海道函館市、三重県伊賀市など31地域で古民家などを宿泊施設に活用する事業に取り組んでいる。

セミナーには、観光事業者、歴史的な建物の所有者、行政関係者ら約80人が参加。ノオトの藤原岳史代表が、自身の生まれ故郷でもある兵庫県丹波篠山市での事例を中心に分散型ホテルについて説明した。

同市では、城下町全体をホテルとして捉え、点在する空き家を再生。受付、客室、レストランなどをあえて離れた場所に設定することで、宿泊客が自然と街を散策しにぎわいが生まれる仕組みを示した。

セミナー後、藤原代表は「弘前の観光はどちらかというと通過型というが、ポテンシャルはしっかり眠っている街だと思う。東北の新たな観光の発信拠点にもなり得る」と話した。

来月は、市民と共に分散型ホテルについて考える検討会やワークショップを開く。

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