18日午後、兵庫県尼崎市に住む医師の男性(66)から「電子マネーカード85万円分の利用権をだまし取られた」と、西宮署に届け出があった。同署は詐欺事件として調べている。

兵庫県警西宮署=西宮市津田町
同署によると、今月2日午後、男性が職場でパソコンを使用中、警報音とともに警告画面が表示された。男性が記載されていた番号に電話をかけると、ソフトウェア会社を名乗る男から「ウイルスを除去するのに電子マネーが必要」と言われた。男性は指示通りにコンビニ店で5万円分の電子マネーカードを買って利用番号を伝えた。
男はその後も「番号を間違えている」「登録料が必要なので新しく電子マネーカードを買ってきて」などと繰り返し要求。男性は約2時間に3カ所のコンビニで7回カードを買い、番号を伝えた。後日、知人に相談し、被害に気づいたという。