クラフトの波はビールからジンへ「クラフトジン」の嗜み方

クラフトの波はビールからジンへ「クラフトジン」の嗜み方

  • @DIME
  • 更新日:2017/10/13

こだわりの味を求めた自由な発想での酒づくり。その波はビールからジンへと広がり、海を越えて日本に到達。クラフトジンが流行の兆しを見せている。その魅力&楽しみ方を紹介する。

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「つくりも飲み方も自由だから気ままに楽しみたいお酒です」

◎ウイスキーの高騰が生んだ美味なる酒

「香りや甘味……いい意味で、こんなのジンじゃないと驚かれる方も多いです」とは、昨年10月に開店したダイニングバー『カクテル ワークス』店長の山下泰裕氏。料理と酒をテーマに様々な酒を揃える同店で、一番注目され、飲まれているのが、クラフトジンだという。

「世界的な品薄によってウイスキーが高騰し、気軽に口にできない流れがあります。そこでイギリスの蒸留所などがつくり始めたのが、素材や製法にこだわったクラフトジンです。そもそもジンは、ジェニパーベリーという果実を使うこと以外に大きな決まりがないお酒。だからこそハーブやスパイス、柑橘類の皮など、その土地に根ざした原料(ボタニカル)を使ったり、ワイン樽に漬け込んで風味をつけたりと自由な発想で、思い思いの味が生み出せることから今、イギリス、ドイツやスペイン、アメリカ、そして日本など、世界各国でつくられるようになりました」

となれば、その多種多様な味わいを楽しんでもらおうと、バーや焼き鳥店やカレー店に至るまで、多くの店で扱われるようになった。

「また配合が自由なように、ストレート、ロック、トニックやソーダ割りにカクテル……ジンの味に合わせて気軽に、いろいろな飲み方ができるのも、クラフトジンの魅力ですね。当店ではロックなどを1300円〜、カクテルも1400円程度で楽しんでいただいています」

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COCKTAIL WORKS 神保町

料理も数多く揃え、酒単体の味だけでなく、料理との相性も楽しませてくれるダイニングバー。

電話/03・6886・2138 住所/東京都千代田区神田小川町3-7-13 ヴァン・サンク1F

営業時間/18:00~翌3:00 定休日/日曜、祝日

〈What is GIN?〉今さら聞けない〝ジン〟のイロハ

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どんなお酒なの?
ジェニパーベリーで香りづけされた蒸留酒。『ビーフィーター』『ゴードン』などが有名。クセが少なく、ジンを使用するカクテルも多い。

どこ生まれ、どこ育ち?
オランダあるいはイタリアと、その起源には諸説ある。オランダからイギリスに持ち込まれ、ロンドン・ドライ・ジンとして洗練された味になってから、多くの人に愛される酒になった。

【中でも注目を集めるのがジャパニーズクラフトジン!】

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(1)ハーブの一輪挿しでいっそう芳醇に香る
宮下酒造『クラフトジン岡山(500ml)』5000円

米焼酎をベースに十数種のボタニカルを使用。焼酎で使われる樫樽に貯蔵することで、独特の色合いと芳醇な風味を持ったジンに。

[味わいの特徴]焼酎用の樫樽の恩恵で、ボタニカルにはない豊かな香り。

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[どう飲む?]本来の香りを損ねないよう、炙ったローズマリーを加えただけ。清涼感あふれる一杯に。

(2)ミントの爽快さと楽しむモヒート風
本坊酒造『Japanese GIN 和美人(700ml)』3800円

焼酎を手がけるマルス津貫蒸溜所のジン。地元のボタニカルを使い、焼酎で培った技術で蒸留&ブレンド。キリッとした味わいに。

[味わいの特徴]月桃や金柑、柚子が使われ、ほの甘さも感じさせる。

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[どう飲む?]砂糖不使用でミントだけを加えたモヒートに。このジンの持つほの甘さを楽しみたい。

(3)柑橘とベルモットでネグローニ風に
京都蒸溜所『季の美 京都ドライジン(700ml)』5000円

日本初のジン専門の蒸留所で製造。柚子や緑茶、生姜などを使い、上品な甘味を感じさせ、飲みやすいジンに仕上げている。

[味わいの特徴]柑橘類の酸味、山椒などの刺激がほどよく、飲みやすい。

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[どう飲む?]ベルモットと柚子など柑橘のエスプーマを加え、甘酸っぱく飲みやすいカクテルに。

※入荷状況により提供できない場合もあります。

◎洗練された味わいの日本流クラフトジン

同店には「吟味した世界各国のクラフトジンを約140〜150種揃えています」(山下氏)とのことだが、注目すべきは日本製のものも多く扱っていることだ。

「山椒や柚子といった日本らしいボタニカルを用いたジンが今の主流ですが、鹿児島の『和美人』のように金柑や肉桂の葉など地元で採れたボタニカルを使ったもの、『季の美』のように米を使った蒸留酒をベースにしたものも増えてきています。国産クラフトジンは総じてクリアで洗練された味わいが多いですね」

その熱気に大手メーカーも市場に参戦。サントリーとニッカウヰスキーが高級ジンを発売した。家庭でも味わえるようになり、今後ますますブームが拡大していくこと必至だ。

ところで、味わいの幅の広さがクラフトジンの魅力だが、何から飲めばいいだろう?

「注文に迷ったら、普段から飲んでいるお酒と、その銘柄を店員に伝えてください。きっと好みに合ったものを提案してくれるはずです。あとは国を替えて、味わいを替えて、とより自分好みのジンを探してみるのも楽しみ方のひとつです」

明日といわず、今夜さっそく飲みに出かけるとしよう。

《国内大手の参入がブームに拍車をかける!》

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サントリースピリッツ『ROKU(700ml)』4000円

桜花や桜葉、煎茶、玉露といった日本ならではの素材を6種使用。ふわりと桜の香りを漂わせる優雅な味わいに。これぞ日本のクラフトジ!?

〈飲み比べ〉香りとの相性で料理を選んで

桜の香りを楽しみたいジンで、やはりロックやソーダ割りで楽しみたい。つまみはチーズやレーズンなどが◎。

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ニッカウヰスキー『ニッカ カフェジン(700ml)』
オープン価格(実勢価格約4500円)

伝統的な連続式蒸留器カフェスチルでつくられたジン。ゆずやかぼす、りんごなどの爽やかな香りと、山椒のスパイシーな香りが調和した複雑な味わい。

〈飲み比べ〉酸味の効いた麺料理と一緒に

ロックや濃い目のソーダ割りで、その香りを楽しみたい。料理は冷製カッペリーニや、すだちソバがオススメ。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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