独走V目前のソフトバンク、驚異の勝率で前人未到の100勝到達なるか

独走V目前のソフトバンク、驚異の勝率で前人未到の100勝到達なるか

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  • 更新日:2017/09/12
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ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

最短で14日に優勝決定、59年ぶりセパ同日優勝の可能性も

強烈なラストスパートを見せている。プロ野球のペナントレースも残すところ、あとわずか。セ・リーグは連覇を狙う広島が、パ・リーグは2年ぶりのV奪還を目指すソフトバンクが、それぞれ首位に立ち、優勝へのマジックナンバーを減らしている。10日終了時点で、マジックはともに「5」。両チームともに最短Vは14日となっており、59年ぶりのセパ同日優勝の可能性も出てきた。

広島は2位の阪神に9.5ゲーム差をつけているが、それ以上の独走態勢を築いているのが、ソフトバンクだ。8月15日に首位を奪ってからも8連勝、そして現在は9連勝中と2度の大型連勝を果たし、猛烈な勢いで白星を重ねている。首位を争っていた楽天が大失速し、3位に転落。現在は2位の西武に14.5ゲーム、3位の楽天に15.5ゲーム差をつけている。ここまで87勝40敗の貯金47。大逆転で優勝を掻っ攫われた昨季の日本ハムの勝利数に早くも並んだ。

ここまで来ると、ソフトバンクの優勝は時間の問題。最短の14日に決まるのか、それとも16日からの西武3連戦(メットライフD)になるのか、といったところだろう。

今季のソフトバンクには、前人未到の大記録を達成する可能性が残っている。それが、プロ野球の歴史でどのチームも成し遂げていないシーズン「100勝」の偉業である。現時点で127試合を消化して、87勝40敗。残り16試合を13勝3敗でいけば、ちょうど100勝に到達する。

プロ野球の歴史の中で、最もシーズンで勝利したのは、1955年、ソフトバンクの前身である南海で99勝(41敗3分)。1950年の松竹が98勝(35敗4分)、1956年の西鉄の96勝(51敗3分)と続く。21世紀に入って、90勝しているのも、2002年の西武、2015年のソフトバンクだけで、ともに90勝。セ・リーグの90勝到達は、1965年に91勝を挙げた巨人まで遡る。現在、ソフトバンクは87勝で、90勝を越える可能性は限りなく高い。それだけでも、今季のソフトバンクの強さが突出していると言えるだろう。

首位浮上後は勝率.857と驚異のペース、100勝到達の可能性も…

首位に浮上した8月15日から18勝3敗、勝率.857という驚異的なペースで勝利を積み重ねている。ここにきての勝ちっぷりは“横綱相撲”のように安定しており、止まるところを知らない。先発投手も東浜、千賀、バンデンハークがおり、和田も復帰して3試合に投げた。武田も9月6日のオリックス戦(ほっと神戸)で今季初完封を挙げ、復活を印象づけた。ここからは日程的にも余裕があるだけに、これほどに隙の見当たらない先発陣がいれば、順調に白星を積み重ねていってもおかしくはない。

優勝が決まれば、クライマックスシリーズ、日本シリーズに向けて、登板過多となっている岩嵜、サファテをはじめとするリリーフ陣に休養を与えるなど、勝利優先の選手起用ではなくなる部分もあるだろう。だが、他球団を凌駕する選手層を誇るソフトバンクだけに、それでも勝つのでは、と思わせてしまう。

残り16試合を13勝3敗、勝率.812の成績で終えることができるか。前人未到の100勝到達。我々は歴史の目撃者となるかもしれない。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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