クリレスHD Research Memo(4):通期業績予想は据え置き、増収及び経常増益を見込んでいる

クリレスHD Research Memo(4):通期業績予想は据え置き、増収及び経常増益を見込んでいる

  • FISCO
  • 更新日:2016/10/18
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株式会社フィスコ

■決算動向

(2) 2017年2月期の業績予想

2017年2月期の業績予想についてクリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比14.3%増の118,000百万円、営業利益を同12.6%増の7,600百万円、経常利益を同7.6%増の7,900百万円、当期純利益を同26.4%増の4,200百万円と3期連続の増収及び経常増益を見込んでいる。

SFPダイニングの連結対象月数の正常化(14ヶ月から12ヶ月に戻る)がマイナスに働くものの、前期に買収したKR及びRCJが通年寄与することに加えて、前期出店分の通年寄与及び今期出店分99店舗(退店42店舗)等による店舗数の拡大が増収に寄与する見通しである。また、既存店売上高も期初予想の前提(前期比97.8%)を変えていない。一方、中期的な成長戦略の1つであるM&Aについては、不確定要素が大きいところから織り込んでいない。

利益面では、人件費の高止まりのほか、積極的な新規出店に伴う出店費用やのれん償却費等が高水準で推移する想定であるものの、増収による利益の押し上げや海外事業の損益改善等により増益となる見通しである。

カテゴリー別の業績見通しは以下のとおりである。なお、前述したグループ内組織再編に伴ってカテゴリー別の業績見通しは期初予想から変更されている(CRカテゴリー及び専門ブランドカテゴリーが変更)。

a) CRカテゴリー
CRカテゴリーは、売上高が前期比4.8%増の43,185百万円、カテゴリー利益が同7.4%増の4,011百万円と見込んでいる。21店舗の退店を予定(契約満了に伴う一括オペレーションフードコード16店舗を含む)しているものの、前期出店分の通年寄与や新規出店28店舗により増収となる見通しである。前期に順調に立ち上がった「ローストビーフ丼」専門店の積極展開を含め、首都圏都市型商業施設における高価格帯ダイニング事業の集約化により専門業態を強化していく方針のようだ。既存店売上高は前期比98.2%を想定している。

b) SFPカテゴリー
SFPカテゴリーは、売上高が前期比6.1%増の38,300百万円、カテゴリー利益が同5.7%減の4,100百万円と見込んでいる。SFPダイニングの連結対象月数の正常化(14ヶ月から12ヶ月に戻る)がマイナス要因となるものの、前期出店分の通年寄与や新規出店41店舗により増収を確保する見通しである(ただし、利益面は減益)。展開ブランドについては、前期に引き続き「磯丸水産」のほか、「鳥良商店」が軸となるもようである。また、これまでの都心のターミナル駅に加えて、通勤圏の乗降駅へも展開していく方針である。既存店売上高は前期比96.0%を想定している。

c)専門ブランドカテゴリー
専門ブランドカテゴリーは、売上高を前期比43.7%増の33,134百万円、カテゴリー利益を同32.7%増の1,955百万円と見込んでいる。KR及びRCJの通年寄与に加えて、前期出店分の通年寄与や新規出店23店舗(退店6店舗)により増収となる見通しである。新規出店はKRのほか、各社毎に専門業態を出店していく。特に、KRは投資効率の高い「ふうふや(京うどん・和食)」の展開を計画している。

d)海外カテゴリー
海外カテゴリーは、売上高が前期比19.4%増の3,380百万円、カテゴリー利益が同49.6%増の246百万円を見込んでいる。台湾子会社を新たに連結化(推定4億円の増収要因)したことに加えて、シンガポールが好調であることから増収となる見通しである。また、北米についても2017年春頃を目処に1号店(ニューヨーク)をオープン予定である。新規出店8店舗(退店16店舗(そのうち、上海・大連の合弁解消が12店舗))を予定している。

弊社では、各カテゴリー(海外カテゴリーを除く)において既存店売上高(第2四半期実績)が想定を下回って推移しているものの、新規出店の前倒し効果や利益率が改善している状況等を勘案し、業績予想の達成は可能であると判断している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

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