4個目「金星」玉鷲〝すきやきパワー〟で23連勝の照止めた/初場所

4個目「金星」玉鷲〝すきやきパワー〟で23連勝の照止めた/初場所

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2022/01/14
No image

横綱照ノ富士を突き落として5勝目を挙げた玉鷲=両国国技館(撮影・尾崎修二)

37歳の平幕玉鷲が3場所連続優勝を狙う横綱照ノ富士(30)を突き落として5勝目を挙げ、自身4個目の金星を獲得した。照ノ富士の昨年秋場所13日目からの連勝は23で止まった。大関正代(30)は逸ノ城(28)に寄り切られ、2連敗で3敗目。大関昇進の足固めを目指す関脇御嶽海(29)は、遠藤(31)を押し出して6戦全勝とした。全勝は御嶽海と平幕阿炎(27)。1敗で照ノ富士と玉鷲が追う。

■快進撃37歳!歴代6位の年長記録 描いた青写真とは全く違った。それでもベテランはあらがわない。若々しく、力強く。玉鷲が一人横綱を破り、令和元年夏場所で横綱鶴竜を破って以来、自身4個目の「金星」を奪った。

照ノ富士の左手指先がまわしに掛かる。だが、玉鷲は厳しい左右の喉輪と右おっつけでそれを切った。追撃の突き、押し。横綱がバランスを崩したところを突き落とした。

■「食べたいものを」食べて強靱な体に 「いつも(押し込みながら)土俵際で止まってしまっていたから。そこで下からもう一回押そうと思っていた。それを頭に入れていたけど…」

37歳1カ月での金星獲得は、昭和以降の新入幕力士では歴代6位の年長記録。節目の1100回出場(現役1位)となった5日目には大関正代を押し出した。横綱、大関を倒して1敗をキープ。連日、存在感を際立たせる快進撃だ。強靱(きょうじん)な体をキープするためには「自分の食べたいもの、おいしいものを食べること。(前夜は)すきやきでした」と笑みが広がった。

■裁縫、折り紙が得意〝繊細な鉄人〟 平成16年初場所の初土俵から18年間休場がない幕内最年長力士。3年前の平成31年初場所では自身初の賜杯を抱いた。その優勝を決めた千秋楽(1月27日)に誕生した次男、エレムン君も間もなく3歳になる。「全然昔のことなので。忘れました」。

この初優勝では第2子誕生に感激して、あまり実感がなかったという。だから、喜びをかみ締められるような状況で再び優勝することがモチベーションにもなっている。

裁縫や手芸、ケーキづくりなどが趣味。女子力も併せ持つ玉鷲は、1円玉より小さい折り紙で鶴が折れるほど手先が器用だが、相撲は突き押し一徹。繊細な「鉄人」には魅力が詰まっている。(奥村展也)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加