仙台医療圏の4つの病院を再編する宮城県の構想について、県議会に続き、19日の仙台市議会でも取り上げられました。郡市長は「十分な検討を経ず、手続きが拙速に進められるのは容認できない」と県の対応を強く非難しました。
【写真を見る】「十分な検討を経ず手続きが拙速に進められることは容認できない」郡仙台市長4病院再編で憤り
郡和子仙台市長:
「名取市に新たな民間精神科病院を誘致・公募する案が突然示されたことは、大変な驚きをもって受けとめたところ」
県の4病院再編構想は、仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合して名取市に、東北労災病院と県立精神医療センターを併設して富谷市に移転するものです。さらに先月31日、村井知事は新たに名取市への民間の精神科病院の誘致を提案しました。
仙台市議会の代表質問で郡市長は、名取市への精神科病院誘致案について「検討経過や4病院再編との関係など多くの点が明らかにされていない」と憤りを露わにしました。
郡和子仙台市長:
「十分な検討を経ないまま手続きが拙速に進められることについては、容認できるものではない」
名取市への精神科病院誘致案などをめぐり、郡市長は先週、村井知事宛てに申し入れ書を送っていて、県には、引き続き、誠実かつ丁寧な対応を求めていくと強調しました。