
写真:どのクラブも残留争いには巻き込まれたくないところ
プレミアリーグ第5節の全日程が終了し、それぞれのチーム状況が徐々に明らかになってきた。やはり順位表の上位にばかり目がいきがちな一方で、残留をかけた熾烈な争いも毎年注目を集める。イギリスメディア『Sky Sports Statto』が「プレミアリーグ残留ガイド」と題し、残留するために目指すべき目標となる数字を紹介している。
まず肝心の勝敗数について、勝ち点「35」を獲得することができれば、残留の確率は98パーセントとかなり高くなる。過去7シーズンでこの基準に達しながら降格したのは2021-22シーズンのバーンリーだけだ。また、未だかつて11勝以上を記録したクラブが降格したことはない。
続いて攻撃面について。プレミアリーグの歴史の中で1ゴールは勝ち点「1.03」に相当するという。また、過去7シーズンで38ゴール以上を記録して降格したのはわずか3チーム。一方で過去9シーズン、32ゴールに満たないゴール数で残留を果たしたチームは5つあるという。このあたりの数字はシーズン毎に多少の偏りがありそうだ。
最後に守備面について。60失点以上を記録してしまうと、降格の確率は50パーセントまで高まる。一方で、72失点以上を記録しながら残留したチームは過去に2つあるが、残りの28チームは降格している状況を考えると例外と見てよさそうだ。残留の基準として、失点を「50」以下に抑えることができたチームが降格した例は過去に一度もない。
以上が残留のカギとして紹介された数字になる。残留争いを議論するのは時期尚早かもしれないが、シーズンが深まるにつれて気にすることが増えそうな数字だ。
昇格組3チームに加え、エヴァートンやウルヴスなどの古豪も苦戦している中、きたる残留争いにも注目だ。