BMWの新型EVクーペ『i4』、生産準備が完了...2021年発売へ

BMWの新型EVクーペ『i4』、生産準備が完了...2021年発売へ

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  • 更新日:2020/09/15
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BMW コンセプト i4

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BMWグループは9月10日、ドイツ・ミュンヘン工場における新型EVの『i4』の生産準備が整った、と発表した。i4は2021年から、同工場で生産される予定だ。

BMWグループは2020年3月、『コンセプトi4』を発表した。同車は、BMWグループが2021年に発売予定の新型EV、i4を示唆したコンセプトカーだ。i4は、個性的なデザインと高いパフォーマンスを備えたBMW iブランド初のグランクーペになる。BMW i4は、BMWブランドの4ドアクーペに共通するスポーティでエレガントなデザインに加えて、優れたパフォーマンスを追求する。

◆EVなどの電動車と内燃エンジン車が同一ラインで生産可能に

BMWグループは2021年から、このi4をドイツ・ミュンヘン工場で生産する。生産開始に向けた準備として、同工場を7月下旬から休止し、約2億ユーロを投じて、製造ラインの改修などを進めてきた。今回、6週間という速さでミュンヘン工場の改修が完了し、ディーゼル、ガソリン、ハイブリッドの各車と、フルEVの i4を、同じラインで生産できるようになった。

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6週間という速さで改修が完了したのは、仮想現実(VR)によって製造ライン、システム設計、製造プロセスをシミュレーションできるデジタルツールを使用して、改修計画が立てられたためだ。これにより、工場の限られたスペースを最大限に活用し、調整が必要なプロセスを正確に確認することができたという。また、従業員は工場改修後の作業方法の変更に関して、VRゴーグルを着用することにより、明確にイメージすることができたという。

BMW i4の高電圧バッテリーは、車両の下側から取り付けられる。これに対応するために、車両の組み立てラインに、新たにバッテリー組み付けラインが設けられた。i4の生産プロセスでは、約550kgのバッテリーパックを車体に取り付ける際、カメラシステムを使用してバッテリーパックが正しく搭載されているかどうかを自動的にチェックする。この新開発の完全自動バッテリーアセンブリシステムによって、バッテリーは車体に装着される。また、バッテリーパックも製造ラインに自動的に運ばれ、フルオートで車体にボルトで固定される。

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新しいシステムを設置するだけでなく、既存の生産設備も改修された。これにより、燃焼エンジンとハイブリッドのBMW『3シリーズセダン』と『3シリーズツーリング』、次期『M3セダン』、i4を、同じラインで生産することを可能にしている。

◆0~100km/h加速はおよそ4.0秒

BMW i4用に開発された電動モーターは、最大出力530hpを発生する。530hpのパワーは、新型『8シリーズ』や『X7』、新型『X5』、『X6』など、現行のBMWの4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジン搭載車と同じレベルにある。パワフルなモーターを得るi4は、0~100km/h加速およそ4.0秒、最高速200km/h以上のパフォーマンスを実現する。

また、BMW i4用に開発された高電圧バッテリーは、フラットな設計と最適化されたエネルギー密度が特長になる。バッテリー単体の重量は約550kgだ。蓄電容量はおよそ80kWhと大容量で、これにより、BMW i4の1回の充電での航続は、最大でおよそ600kmに到達する。

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次世代の充電システムは、プラグインハイブリッド車(PHV)とEVで利用できる。出力は最大150kWだ。これにより、BMW i4の高電圧バッテリーは、およそ35分間で容量のおよそ80%分を充電できる。100km走行分のバッテリーを充電するには、およそ6分で済むという。

◆縦長デザインのフロントグリルを採用

コンセプトi4は、ロングホイールベース、ファストバックのルーフライン、ショートオーバーハングが特長だ。フロントには、新デザインの縦長キドニーグリルが採用された。このグリルは2020年6月、BMWが欧州で発表した新型『4シリーズクーペ』に採用されている。

新型4シリーズクーペの電動版に位置付けられるコンセプトi4にも、垂直志向のキドニーグリルが装着された。このキドニーグリルは、エンジン冷却に配慮する必要のないEVのため、閉ざされている。その一方、フロントグリルは、各種センサーを装着する「インテリジェンスパネル」として機能する。

ヘッドライトは、BMWらしい4灯式とした。両側の2つの自立型LEDに、照明機能をすべて組み込んだ。グリルの周囲には、BMW iスタイルのブルーアクセントが配されている。

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リアには、スリムなL字型のテールライトが装着された。リアバンパーは、エアロダイナミクス性能を追求したデザインだ。ディフューザーには、BMW i ブルーのアクセントが添えられる。ホイールは、コンセプト i4専用デザインだ。エアロダイナミクスと軽量化を重視したデザインとしている。

森脇稔

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